「ここからが始まり」ねごと“最高の一夜”をもって全国ツアー完結

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ねごとが全国ワンマンツアー「ねごと presents『お口ポカーン?! 初の全国ワンマンツアー2015 ~VISIONは続くよどこまでも♪~』」の最終公演を6月7日に東京・Zepp DiverCity TOKYOにて開催した。

ねごと「ねごと presents『お口ポカーン?! 初の全国ワンマンツアー2015 ~VISIONは続くよどこまでも♪~』」東京・Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(Photo by AZUSA TAKADA)

ねごと「ねごと presents『お口ポカーン?! 初の全国ワンマンツアー2015 ~VISIONは続くよどこまでも♪~』」東京・Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(Photo by AZUSA TAKADA)

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蒼山幸子(Vo, Key)(Photo by AZUSA TAKADA)

蒼山幸子(Vo, Key)(Photo by AZUSA TAKADA)[拡大]

沙田瑞紀(G)(Photo by AZUSA TAKADA)

沙田瑞紀(G)(Photo by AZUSA TAKADA)[拡大]

3月に発表した3rdフルアルバム「VISION」を携えて全国各地を巡った彼女たち。ツアーファイナルとなったZepp DiverCity TOKYOには多くのファンが集まり、4人の熱演を2時間にわたって楽しんだ。メンバーが挨拶代わりに1曲目として届けたのは蒼山幸子(Vo, Key)の歌い出しから始まる「未来航路」。高揚感のあるサウンドが会場中に広がり、蒼山が「こんばんは、ねごとです!」と叫ぶとフロアからは大歓声が起こる。さらに「sharp ♯」になだれ込むと、場内のテンションはいきなりピークに達した。「待ってたよ!」「おかえり!」という声が飛び交う中で、蒼山は「東京、帰ってきました! めっちゃ楽しみにしてきたよ」と満面の笑み。そして「今日はカメラさんがいるんですよね」とフロアに点在するビデオカメラに視線を送り、「いつか(作品として)出しちゃうかもしれないんで、みんないい顔してね。今日はねごとと一緒にいい夜を作っていきましょう!」と叫び「アンモナイト!」を届けた。この曲では東京公演限定で「東京、今日は楽しまないと!」「東京、今日は歌わないと!」というコール&レスポンスが行われ、バンドとオーディエンスの心の距離が縮められた。

藤咲佑(B)(Photo by AZUSA TAKADA)

藤咲佑(B)(Photo by AZUSA TAKADA)[拡大]

澤村小夜子(Dr)(Photo by AZUSA TAKADA)

澤村小夜子(Dr)(Photo by AZUSA TAKADA)[拡大]

「東京、最高じゃないですかー! 今日、いいんじゃない?」と蒼山が口にすると、澤村小夜子(Dr)も「最高だね!」とひと言。しかし藤咲佑(B)は「めっちゃ緊張する。だってカメラ何台あるの?」とビデオカメラを気にしてそわそわするなど、MCではメンバーそれぞれのキャラクターがあらわになりオーディエンスを和ませた。また中盤戦では、アッパーな曲が続いた前半から一転してミディアムテンポの楽曲も盛り込んだ流れに。「ドリーミードライバー」に続いた「ふわりのこと」では穏やかなアンサンブルが会場を包み込み、優しいムードが漂う。このブロックではツアー中に毎回行われていた沙田瑞紀(G)の単独MCのコーナーも実施された。まず、蒼山が「私たちMCが苦手なんですけど、今回はアルバム『VISION』について瑞紀先生が語るというコーナーがありまして。瑞紀は普段メンバーの中で一番よくしゃべるんですけど、ステージに立つといきなりしゃべれなくなるという(笑)」と前置きをする。演奏中はアグレッシブなプレイで魅せる沙田だが、トークとなると急にガチガチに。しかし彼女は言葉を絞り出すようにしながら、「VISION」に込めたバンドの熱い思い、「音楽をみんなでワッショイってしたいんです。流行りとかいろいろあるけれど、いろんなノリ方があると思うんです。縦ノリもあれば、横ノリもあって、体を揺らしてるだけでもノリだし、ねごとの音楽を通じて、そういういろんなノリ方にもみんなも挑戦してほしいなって。そういうことを思って16本回ってきました」とツアーで感じたことを懸命に語る。さらに「VISION」というアルバムを作り、ねごととして活動をする中で、どこか冷めていた自分が感情をあらわにできるようになったことを明かした。沙田のMCを受けて、蒼山が「まとまっていたかわからないけど、伝わったかな?」と口にすると大きな拍手が響いた。

その後のブロックは「エイリアンエステート」を皮切りに、「VISION」の収録曲とねごとの代表曲ともいえる「ループ」「カロン」といったシングル曲を織り交ぜながら展開。蒼山の艶のある声とダンサブルなサウンドがフロアを躍らせた「透明な魚」、ミラーボールの光が天井にも映し出され、会場が宇宙空間と化した「endless」などが会場を鮮やかに彩った。蒼山は「最高のツアーファイナルをありがとう!」と観客に感謝の思いを伝え、5年前のメジャーデビューから現在までの葛藤の日々を振り返りながら、「正直、もう続けられないかもと思った時期もあって」「でも、信じてやってきてよかった。みんなのおかげです」と語る。さらに「この思いは消えないって思いました。今日はツアーファイナルだけど、ここからが始まりだと思います。もっともっと大きい景色を見せるために、信じてついてきてくれますか?」と呼びかけた。

ねごと「ねごと presents『お口ポカーン?! 初の全国ワンマンツアー2015 ~VISIONは続くよどこまでも♪~』」東京・Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(Photo by AZUSA TAKADA)

ねごと「ねごと presents『お口ポカーン?! 初の全国ワンマンツアー2015 ~VISIONは続くよどこまでも♪~』」東京・Zepp DiverCity TOKYO公演の様子。(Photo by AZUSA TAKADA)[拡大]

アンコールで4人は、来場したファンに向けて6月3日にリリースされたばかりのシングル「DESTINY」から表題曲とカップリング曲「夜風とポラリス」の2曲をプレゼント。そして高揚感たっぷりの「Re:myend!」を全身全霊で届け、バンドの成長をしっかりオーディエンスに印象付けて全国ツアーを完走した。

なおねごとはライブ中に、11月23日に東京・LIQUIDROOMにて自主企画イベント「ねごと presents『お口ポカーンフェス?! NEGOTO 5th Anniversary ~バク TO THE FUTURE~』」を開催することを告知。蒼山は「いろいろ企んでいるので楽しみにしててね」と語っており、その詳細が待たれるところだ。

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ねごと「ねごと presents『お口ポカーン?! 初の全国ワンマンツアー2015 ~VISIONは続くよどこまでも♪~』」
2015年6月7日 Zepp DiverCity TOKYO セットリスト

01. 未来航路
02. sharp ♯
03. アンモナイト!
04. 黄昏のラプソディ
05. GREAT CITY KIDS
06. 透き通る衝動
07. コーラルブルー
08. ドリーミードライバー
09. ふわりのこと
10. エイリアンエステート
11. 真夜中のアンセム
12. 透明な魚
13. ループ
14. nameless
15. endless
16. シンクロマニカ
17. カロン
18. Time machine
19. 憧憬
<アンコール>
20. DESTINY
21. 夜風とポラリス
22. Re:myend!

ねごと presents「お口ポカーンフェス?! NEGOTO 5th Anniversary ~バク TO THE FUTURE~」

2015年11月23日(月・祝)東京都 LIQUIDROOM
OPEN 13:00 / START 14:00
<出演者>
ねごと / and more

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ねごと @negoto69

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