AKLOがKREVA、Kダブ、SALU、JAZEE MINORと魅せたワンマン

AKLOが1月23日に東京・渋谷CLUB QUATTROでワンマンライブ「AKLO "LIVE THE ARRIVAL"」を開催した。

このライブは最新アルバム「The Arrival」に参加したKREVA、Crystal Kay、K DUB SHINE、SALUのゲスト出演が事前にアナウンスされており、インフルエンザにより不参加となったCrystal Kayを除く3人が登場。さらに告知されていなかったJAZEE MINORも駆けつけAKLOと共演した。

AKLOは、ダンサーもDJも付けず何もないシンプルなステージに現れると、アルバムでも冒頭を飾る「The Arrival」をまずお見舞い。続いてリードチューンの1つ「Break The Records」を送り、「俺のライブは自由に楽しんでもらいたい。そうは言ってもね、この曲はさすがにブチ上がるしかないぜ！」と「RGTO」を繰り出した。この曲でコラボしたSALU、K DUB SHINEが曲中にステージへ入っていくとそのたび大歓声で迎えられ、“2014年のヒップホップアンセム”と言うにふさわしいコール＆レスポンスがステージとフロアを行き交った。

再び1人になったAKLOは「ここから“Beast Mode”でいくぜ」と、「Beast Mode」を皮切りにサディスティックにスキルフルなラップを展開。このパートでは自身の楽曲のみならず、PUNPEEおよびAK-69と共演した「MY STYLE」、XBSとの「THE FUTURE ONE」といったフィーチャリング参加曲のヴァースも披露する。

また、「スキルでモノ言わす俺みたいなラッパーは、たぶんこれから出てくるし、もしかしたらここにいるかもしれないけど、そいつに言いたいのは……やれるもんならつかまえてみな」というフリから始まった「Catch Me If You Can」ではKREVAが登場。逃亡犯の曲にも関わらずカラフルな総柄のファッションでやってきたKREVAに対して、黒ずくめのスタイリングのAKLOが「派手だなー！」とツッコむ一幕もあった。

そしてサプライズ参加のJAZEE MINORと「100」で盛り上がりを一層高め、「I Don't Care」では来られなかったCrystal Kayのぶんまでオーディエンスの合唱を煽る。自分のスタイルを多様な形で見せ切ったAKLOは、この日に思いを馳せながらアルバムの歌詞を書いた部分もあると明かし、「ヤバイ日本語ヒップホップ聴きたいヤツは、これからも俺の音楽を聴いてくれたらうれしいぜ」と呼びかけて「Blind」を本編最後に送った。その後、アンコールは1stフルアルバム「THE PACKAGE」収録の代表曲「Red Pill」で締めくくられた。