藤田麻衣子、弾き語りとバンドで多彩さ見せた全国ツアー完遂

藤田麻衣子が1月18日に東京・中野サンプラザホールにて全国ツアー「LIVE TOUR 2014-2015 ～one way～」の千秋楽公演を開催した。

昨年11月よりスタートしたこのツアーは彼女のメジャー1stアルバム「one way」のリリースを記念して実施されたもの。藤田は弾き語りスタイルで前半8公演、バンド編成で後半5公演を行い、合計10カ所13公演を完走した。

この日藤田はギター、ベース、ドラム、キーボード、チェロ、バイオリンの合計6名のバックバンドを従えて登場。メジャー1stシングルの表題曲「涙が止まらないのは」でライブをスタートさせた。続いて今の季節にぴったりな「金曜日、君がいない初雪」を明るく歌いあげると、彼女は「『LIVE TOUR 2014-2015 ～one way～』へようこそ！ 今日はツアーファイナルということで寂しい気持ちもありますが、今まで回ってきた中で一番いい演奏ができたらと思っています」と意気込みを語った。

藤田は自身の出身地である名古屋の「名古屋まつり」のPRソングに採用された「STEP」を、歌詞に出てくる名古屋の地名や路線名を東京仕様に替えて歌い会場を盛り上げる。曲の終盤では観客もコーラスに参加し、会場の一体感が高まった。アコースティックギターとピアノの伴奏のみで披露された「助手席」「二回目のさよなら」を経て、ライブはYouTubeで振付ビデオを公開している「オレンジ」へ。全員で踊るコーナーでは、彼女はオーディエンスのダンスのクオリティの高さに驚いた様子を見せていた。その後弾き語りで「横顔 ～わたしの知らない桜～」を歌い終えると、藤田はバンドメンバーとともに人気曲「恋煩い」を披露。彼女の艶やかな歌声にオーディエンスはじっくりと耳を傾けた。

終盤ではロックテイストの強いアレンジを施した「one way」や、躍動感あふれるリズムと鮮やかなストリングスが印象的な「この恋のストーリー」などが届けられた。最後の1曲を残し藤田は「やりたいこと、叶えたいことは言葉にしないといけない。私の次の目標は誰もがわかるヒット曲を作ること。それを本気でがんばるので応援お願いします」と話し、その決意を表明するように「つぼみ」を演奏してライブ本編を終わらせた。アンコールでは藤田が家族への思いを語る場面も。その気持ちを込めて「手紙 ～愛するあなたへ～」を演奏し、最後に「あなたは幸せになる」を届けて「LIVE TOUR 2014-2015 ～one way～」の幕を下ろした。

藤田は2月15日に東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGE、2月28日に大阪・umeda AKASOにてファンクラブ限定ライブ「藤田麻衣子 ファンクラブライブVol.3 ～ツアーでやらんかった歌しかやりませぬ～」を開催。なお東京公演はすでにソールドアウトしている。

藤田麻衣子 ファンクラブライブVol.3 ～ツアーでやらんかった歌しかやりませぬ～

2015年2月15日（日）東京都 渋谷duo MUSIC EXCHANGE
2015年2月28日（土）大阪府 umeda AKASO