エビ中、新曲初披露＆バンド生演奏ありのXmas公演1日目

私立恵比寿中学のクリスマス公演「エビ中 真冬の北半キュリスマス」が、昨日12月19日に東京・有明コロシアムにて開催された。

昨日の「真冬の北半キュリスマス」、そして明日12月21日の「真夏の南半キュリスマス」と、異なるコンセプトの2公演が行われるエビ中のクリスマス公演。1日目「北半キュリスマス」では1月28日にリリースされる2ndアルバム「金八」からの新曲初披露やバックバンドを従えての生演奏など、見どころ盛りだくさんのステージが繰り広げられた。

開場し客席に続々と観客が集まる中、場内にはエビ中の“校長”こと藤井マネージャーが歌う「Let It Go」「粉雪」「Ti Amo」「PIECES OF A DREAM」「白い恋人達」「冬がはじまるよ」「winter fall」「いつかのメリークリスマス」のカラオケナンバーが鳴り響く。そして開演時刻になると、いつもの入場曲「ebiture」のクリスマスバージョンに乗せて、サンタクロースをイメージさせる赤い衣装のエビ中メンバーがステージへ。ライブはオリジナルのクリスマスソング「Thanks! Merry Christmas K」で幕を開けた。

ライブ前半は「幸せの貼り紙はいつも背中に」「約束」「涙は似合わない」と、通常のライブではクライマックスで歌われがちなじっくり聴かせるナンバーが続く。8人は4曲を歌い終えたところで「皆さーん、エビークリスマース！ クリスマスの鐘が鳴りました。私たち私立恵比寿中学です！」と挨拶。自己紹介では廣田あいかが「こんなアイドルアイドルしたエビ中はめったに観られないと思うので、今日はアイドルっぽさを追求して、レアなぁぃぁぃと年に1度の幸せなクリスマスを過ごしましょう！」と宣言し、12月16日に18歳の誕生日を迎えた真山りかは「クリスマスだーなんてはしゃぐ前にさ、もっと大事なことがあったんじゃないの？ 3日前に！」と祝福をうながしつつ18歳初のステージに向けての意気込みを語った。

ライブ中盤には2ndアルバム「金八」の中から新曲「フユコイ」が初披露された。この曲はBiSや中川翔子の楽曲で知られる田仲圭太と松隈ケンタが手がけた、疾走感あふれる冬のナンバーだ。8人がクリスマスツリーに飾り付けをしながらこの新曲を歌い上げると、今度はステージ後方のセットにバンドメンバーが登場。「大人はわかってくれない」「アンコールの恋」「チャイム」などのエモーショナルな楽曲が力強い生演奏アレンジで生まれ変わる。クライマックスはストリングスとコーラスを交えてバラードに生まれ変わった「フレ！フレ！サイリウム」。メンバーと観客が手にしたサイリウムがすり鉢状の有明コロシアムを美しく照らし、ステージには真っ白な雪が降り注いだ。場内がクリスマスムードに包まれる中、最後は「永遠に中学生」で明るく締めくくられた。

「北半キュリスマス」はクリスマスらしいステージとなったが、明日の「南半キュリスマス」は真夏が舞台。一筋縄ではいかない異色のクリスマスライブとなりそうだ。