ゆるめるモ！×ハチゲキ、両者白熱のニューウェイブ

ゆるめるモ！が主催するライブイベント「バトルニューニュー（BATTLE NEW×NEW!） vol.1」が12月6日に東京・TSUTAYA O-nestで開催された。このイベントは「NEWな音楽とNEWな音楽のガチンコバトル」というテーマで定期的に行われるツーマンライブ企画。第1回となる今回は、0.8秒と衝撃。をゲストに迎えて行われた。

先攻のハチゲキは、塔山忠臣（Vo, Songwriting）が新たに作ったSE「DJxDJ2」が流れる中ステージに登場。塔山による「ゆるめるモ！さん呼んでくれてありがとう！ 大好きです！」という言葉とともに、鋭利なギターと軽快なシンセが絡み合う「POSTMAN JOHN」が演奏された。さらに地響きのような強い低音を響かせながら「Mad Drumming 1」「Brian Eno」が立て続けに披露されると、フロアは早くもモッシュ状態に。「ラザニア」では塔山と野菜くん（B）が頭の上に山の形を作るような振りで踊り始め、塔山は観客に向けて「俺らも初めてだからやってみろ！」と、同じ振り付けで踊るように促した。

MCで彼らは「アイドルには近付いていけないのかと思って、遠慮して話しかけなかった」など、ゆるめるモ！との楽屋でのエピソードなどをトーク。ゆるめるモ！のことをどう略すのかと観客に聞き、「モ！」という答えを聞くと、ドラムの有島コレスケがKAOSS PADで「モ！」をイメージした音を出し、観客の笑いを誘った。

9月に発売された「いなり寿司ガールの涙、、、EP」のリード曲「ARISHIMA MACHINE GUN///」では、J.M.（Vo, Model）の「暴れてー！」という声に応えて観客のテンションが頂点に。「『町蔵・町子・破壊』」では塔山が天井に手をかけながら「もっと来いよ、おまえら！」と煽り、フロアにダイブして観客の上をサーフした。「02490850230…」を歌い終えると、J.M.が去り際に「おっぱい！」と決めゼリフを投げかけてライブは終了。アッパーなキラーチューンを惜しみなく並べて、次のゆるめるモ！へとつないだ。

会場にゆるめるモ！のオープニング曲「ゆるトロ（slo-モ！）」が流れると、0.8秒と衝撃。の熱気に負けじと大きな声を出す観客たち。0.8秒と衝撃。のライブを体を揺らしながら観ていたゆるめるモ！のメンバーは、その勢いを引き継いて冒頭から力いっぱい会場を盛り上げる。「manual of 東京 girl 現代史」では、イントロでちーぼうが「バトルニューニュー、来てくれてありがとう！ 最後まで楽しんでいけよ！」とシャウト。その後も「ゆるめるモん」「場viewer」と前のめりでスピード感のある楽曲を次々と畳み掛けていく。

浮遊感ある電子音が心地よいエレクトロポップ「OO（ラブ）」「私の話、これでおしまい」でゆったりとフロアを踊らせた後、しふぉんが「これでようやく半分です！」と言うと、長尺のライブであることがわかった観客から喜びの声が。ようなぴが「ハチゲキさんが超かっこよかったので、私たちも負けないように盛り上げます！」と力強く宣言し、ライブは後半戦に突入した。

「スキヤキ」では、あのが客席にダイブをし、そのまま観客の頭上に乗ったまま熱唱。彼女たちは大作ナンバー「たびのしたく」でフロアを圧倒し、ラストにシューゲイザー風のギターサウンドに乗せて「さよならばかちゃん」でしっとりとライブを締めた。

アンコールでゆるめるモ！のメンバーが再びステージに現れると、しふぉんが「重大告知があります！」と話し、ゆるめるモ！のアルバム「Unforgettable Final Odyssey」の全曲がJOYSOUNDでカラオケ配信されることを発表。それを記念して12月30日にカラオケイベントを行うことを告知した。しふぉんが「次の曲は、私がカラオケで歌いたい曲1位の曲です！」と曲紹介をして、ゆるめるモ！はアンコールとして「DO FUFU」を披露。最後に「なつ おん ぶる ー」で会場を盛り上げ、0.8秒と衝撃。を舞台に呼び込んで一緒に記念撮影を行った。

「バトルニューニュー（BATTLE NEW×NEW!）」の第2回は、ゲストにMOP of HEADを招いて1月18日に東京・TSUTAYA O-nestで開催されることが決定している。