locofrank、SHANK、04LSが満員恵比寿でタワレコ企画締めくくり

昨日11月22日に東京・LIQUIDROOMでライブイベント「TOWER RECORDS 35th Anniversary Live! EBISU 6DAYS」の最終日公演が開催された。

タワーレコードの日本オープン35周年を記念し、11月17日から6日間にわたって行われたこのイベント。「Bowline EXTRA」と銘打たれたこの日の公演では、タワーレコード主催イベント「Bowline」のスピンオフ企画として04 Limited Sazabys、SHANK、locofrankという3組が熱演を繰り広げた。また開場中および転換中にはLIONHEADがDJとして登場。ブルーノ・マーズやSiM、10-FEETなどのキラーチューンを連発し、満員の場内を盛り上げた。

ライブのトップバッターを務めたのは04 Limited Sazabys。彼らは息をあわせて一斉に音を鳴らし、「monolith」からライブをスタートさせる。RYU-TA（G, Cho）が「やろうぜー！」とファンを煽り、4人は「Remember」「Any」などキャッチーなナンバーを次々とプレイした。MCではGEN（B, Vo）がSHANK、locofrankとともにLIQUIDROOMに出演できたことについて「僕らめでたくLIQUIDROOM童貞を喪失しました！」「敬愛するメロディックヒーローたちと一緒にできてうれしい」と冗談を交えながら喜びを語る。さらに中学生の頃、ラジオでlocofrankの「START」を聴いたことがバンドを始めるきっかけになったと明かし「本当に感慨深いなあ」と口にした。そしてバンドは「hello」を丁寧に届けると、ラストナンバー「buster call」まで一気に駆け抜けステージをあとにした。

2番手として登場したSHANKは序盤から激しいライブを展開する。庵原将平（Vo, B）はマイクスタンドが傾くほど前のめりに歌唱し、松崎兵太（G, Cho）はステージ上を全力疾走。池本雄季（Dr）はフロントの2人と呼吸をあわせながら、ダイナミックな動きで高速なビートを繰り出した。MCでは松崎が長崎県在住の彼ららしく「長崎のタワーレコードはつぶさないでください！」とタワレコへの気持ちを語る。3人はその後もダビーなイントロと裏打ちのリズムが印象的な「620」、庵原のシャウトが炸裂する「TOP WATER」など多彩な楽曲でオーディエンスを魅了していく。また会場が恵比寿であることから、恵比寿マスカッツのメンバーについてメンバーが和やかに語り合う一幕も。最後に3人は庵原の「タワーレコードに愛を込めて」という言葉とともに「Set the fire」を贈りライブを終えた。

高らかな森勇介（G, Vo）のギターから始まったのはlocofrankのアクト。木下正行（Vo, B）はマイクを握りしめて1曲目「TIME AFTER TIME」をパワフルに歌い上げる。3人は続けて「Tobacco Smoke」「reason」といったアップテンポなナンバーを投下し、ファンを焚きつけた。「あ、どうも、locofrankです」というリラックスした挨拶から始まったMCでは木下が、10-FEETがキュレーターを務めた「TOWER RECORDS 35th Anniversary Bowline 2014」に出演したことに触れ「俺たちは10-FEETみたいに最後を飾れるバンドじゃないです。なのでどうか、派手に行こうぜ！」とオーディエンスを煽る。その言葉とバンドの熱演に応えるようにファンは手を挙げたり、モッシュやクラウドサーフをしたりと全身で興奮を現していく。続けてバンドは精緻かつアグレッシブに新旧のナンバーを披露。「survive」では手数の多い笹原達也（Dr）の華麗なドラミングに乗せて木下と森がステージを動き回り、感情的にラストナンバーを届けた。

アンコールの声に応え笑顔で再びステージに現れた木下は「不安になったらライブハウスに来いよ」「長い人生、節目はあっても終わりはないから、新しく始めようぜ」とオーディエンスに熱い言葉を送る。そしてバンドは初期からの人気曲「START」でこの日のライブおよび、6日間におよぶイベント「TOWER RECORDS 35th Anniversary Live! EBISU 6DAYS」を締めくくった。