この個展は、松永がヘアメイク事務所・ゴールドシップの今仲俊介とともに1年にわたって制作してきたシリーズ「月刊松永天馬」を再構成し、新作を追加したもの。月ごとのテーマに即して、松永がシックからカジュアル、アイドル風女装、ウサ耳、ホモセクシャル、SMなどさまざまなスタイルのポートレートに挑戦している。
なお会場では100冊限定で文庫版写真集「月刊松永天馬」を発売。会期中は「詩のボクシング」のチャンピオンでもある松永の朗読会や、松永と今仲のトークショーなどの開催も予定されている。
松永天馬 コメント
言うまでもないだろう。あらゆる表現とは自慰行為だ。
大衆の面前で性器を曝け出し、醜態を晒すようなものだ。
しかしそれは或る種の祈りでもある。
自涜の行いが、ともすれば鑑賞者との性行為に転じるかもしれないという祈りだ。
恋人を見つめるためには恋人の瞳に映る自分を直視しなくてはならないように、
鏡を見つめれば見つめるほど、自分という他者が見えてくる。
恋愛は自己愛の変奏であり、その限りではない。或いは両者は不可分ではない。
松永天馬とは誰なのか。
一年にわたり今仲俊介氏及びゴールドシップと撮り下ろしてきた
自慰識過剰なセルフポートレートを選定し、新作数点も含め公開する。
リンク
- 月刊松永天馬展―自慰識過剰―
- アーバンギャルド-URBANGARDE
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#sergei @sergei901
アイドルからSMまで、松永天馬の“自慰識過剰”なセルフポートレート展 - 音楽ナタリー http://t.co/Yq3fUvb3XB セルフポートレート作品による個展「月刊松永天馬展 -自慰識過剰-」を、12月6日から29日にかけて東京・浅草橋のパラボリカ・ビスで開催