佐藤奈々子「Twiggy Twiggy」セルフカバー

佐藤奈々子が配信限定シングル「Twiggy Twiggy」を10月15日にiTunes Storeほかでリリースする。

「Twiggy Twiggy」は彼女が1981年に野宮真貴のデビューアルバム「ピンクの心」のために書き下ろし、のちにPIZZICATO FIVEに「トゥイギー・トゥイギー～トゥイギー対ジェイムズ・ボンド」として受け継がれた楽曲。PIZZICATO FIVEバージョンはロバート・アルトマン監督の映画「プレタポルテ」や、キャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リューの出演でリメイクされた映画「チャーリーズ・エンジェル」でも使用され世界的に注目された。

今回配信されるのは佐藤がオリジナルバージョンをセルフカバーしたもの。プロデュースは長田進が手がけており、GREAT3の白根賢一とjan、トランペット奏者のヒロ川島が演奏を務めているほか、野宮真貴もコーラスでゲスト参加している。さらにDJユニット・FREEMANによるリミックスも同時配信される。

なお10月29日には、音楽ライターの金澤寿和が選曲・監修するコンピシリーズ「Light Mellow」の一環として、アルバム「Light Mellow 佐藤奈々子」が発売されることも決定。この作品には初CD化となる「ふらりさよなら」や、1978年発売のアルバム「Pillow Talk」のセッション時に録音された未発表音源「細横丁奇譚」も収められる。

佐藤奈々子は1977年に佐野元春とのコラボアルバム「Funny Walkin'」でメジャーデビューし、1980年にはニューウェイブバンド・SPYを結成。その後写真家としての活動も始めて1987年にパリに移住し、Cocteau Twinsのサイモン・レイモンドや、マーク・ビンガムのプロデュースによるソロ作品をリリースしている。昨年3月にはカメラ＝万年筆とのコラボアルバムとして、13年ぶりの新作「old angel」を発表した。