FoZZtone、2009年ツアーの再現で当時を回想

FoZZtoneのマンスリーライブ「追加公演！」の第2回が8月29日に東京・下北沢GARDENで行われた。

この企画は各オリジナルアルバムの発売時に行われたツアーの“追加公演”として、下北沢GARDENを舞台に当時のライブを再現するというもの。2回目となるこの日は2009年に発表された2ndフルアルバム「The Sound of Music」のレコ発ツアーを再現すべく、同作の楽曲を軸にしたセットリストが組まれた。

メンバーは「The Sound of Music」の1曲目を飾るインストナンバー「pandemik」に乗せて登場。「音楽」「NAME」「死んだというのは聞かないが」「JUMPING GIRL」と、収録曲順に楽曲を畳みかけて会場を大きく揺さぶる。フロアにはたびたび大合唱が起こり、ライブは序盤から大きな盛り上がりを見せた。めまぐるしく展開する「School」を終え「5年前の俺たち、やんちゃすぎました」とこぼして観客の笑いを誘った渡會将士（Vo, G）は、以前アンプラグドライブを後藤正文（ASIAN KUNG-FU GENERATION）にほめられたエピソードなどを話して次に控えるアコースティックパートへの期待を煽る。そして演奏された「ホールケーキ」では自然と手拍子が発生し、会場は和やかな空気に包まれた。

「Morning glory」「Stomp the Earth」と、本日9月3日リリースのミニアルバム「Stomp the Earth」の収録曲を聴かせたあとは、「The World Is Mine」「NIRVANA UNIVERSE」とエネルギッシュなロックチューンを連発する4人。渡會は息を切らしながら「自分たちの情熱のぶつけ方がわからず（楽曲の）BPMばかりが上がっていったんだよね」と5年前のリリース当時の胸中を明かし、最後に「シンガロン」で熱い歌声をフロア中に響かせた。アンコールでは「The Sound of Music」にボーナストラックとして収録された「のぞみ」に続いて、「気に入ったんでまたやっちゃいます。また来月遊ぼうぜ」と言いつつ先月の第1回でも披露した「TWILIGHT」を届け、2009年のツアーの“追加公演”を締めくくった。

なおFoZZtoneは11月12日に6枚目のオリジナルアルバム「Return to Earth」をリリース。今後のマンスリーライブでは新曲の披露に期待がかかるところだ。