しゃち、船ジャックで天下布武へ新たな一歩

チームしゃちほこが1stアルバム「ひまつぶし」発売日となった本日8月20日、東京・日の出桟橋から出航する旅客船「安宅丸（あたけまる）」をジャックし、アルバムの発売と8月28日に開催を控える東京・日本武道館「しゃちサマ2014～神々の祭り～」のチケット完売を祝した“船上ライブ”を行った。

地元愛知を拠点に「名古屋から世界へ」と野望を掲げるチームしゃちほこ。本日の舞台となった安宅丸は、尾張名古屋から天下統一を成した徳川家の御座船を模したもので「天下丸」の異名を持つ。名古屋城での路上ライブから活動をスタートさせたチームしゃちほこの6人は、船上へと場を移してのパフォーマンスで“世界統一天下布武”を目指すべく新たな一歩を踏み出した。

船上ライブの直前には、船内お座敷でマスコミを招いての記者会見が行われた。喉に不調を抱える伊藤千由李は武道館公演のために大事を取り、マスクを付けて筆談で対応。ライブへの意気込みを聞かれると「つりがしたい」ととんちんかんな回答でマスコミを困惑させたが、「夏の思い出は？」との質問には力強い筆致で「今でしょ」と書き、武道館公演を控えるこの夏こそを最高の思い出にするという意志を見せた。また安藤ゆずは「海の上でのライブということで、イルカとかウツボとか……“水族”の方に私たちの歌を聴いてもらえたら」と、魚類をもターゲットに据えたコメントで船上ライブへの意欲を燃やし、秋本帆華は「明日の新聞の一面になるぐらい騒ぎたいです」と意気込んだ。

甲板へと移動しての船上ライブでは、アルバム収録曲の中から「よろしく人類」「首都移転計画」「抱きしめてアンセム」の3曲を披露。伊藤は自身のパートになるとスケッチブックをめくって歌詞を提示するというスタイルで、6人揃ってのパフォーマンスを敢行した。ライブを終えると、大黒柚姫は「夏休みの終わりにこんな豪華な船でライブができてうれしいです。2ndアルバムが出るときにはまたやりたい」と大喜びで、「暑すぎて踊りながら鼻血が出た」という安藤も「2ndアルバムのときは名古屋で」と船上ライブの恒例化を熱望。最後は秋本が「今日はこの船の上が世界中で一番熱い場所だと思います。夏は残り少ないけど武道館はもっと熱く盛り上げるのでよろしくお願いします！」と締めくくった。