V系恒例「Over The Edge」で14バンドが夢の競演

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2009年1月4日 16:16

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ヴィジュアル系の枠で括られながらも、さまざまな音楽性や個性を持つバンドが揃った「Over The Edge 2008」。そのバラエティに富んだ内容に、ファンも大満足だったはずだ。

人気のヴィジュアル系バンドが一堂に会する年越しイベント「Over The Edge 2008」が、2008年12月31日に渋谷C.C.Lemonホールで行われた。

2007年も同会場で行われた「Over The Edge」は、今回さらにパワーアップして計14バンドが出演。また、この日しか観ることができないスペシャルセッションバンドも4組登場し、昼の14時から年明けまでぶっ続けで行われる濃厚な内容となった。

トップバッターを務めたのは12012。その後もheidi.や少女-ロリヰタ-23区、2009年にメジャーデビューが決定したヴィドールが登場し、早くも観客の温度はぐんぐん上昇していった。

続いてMix Speaker's,Inc.のYUKI(Vo)、MIKI(Vo)、seek(B)、S(Dr)、そして少女-ロリヰタ-23区の龍兎(G)とリョヲ丞(B)が、この日最初のセッションバンドとして「羞恥心」をプレイ。意表を突いた選曲に、会場のファンはメンバーと一緒にぐるぐるとタオルを回し、2008年を締め括るに相応しいお祭りナンバーとなった。続いて少女-ロリヰタ-23区の颯(Vo)も参加し、アンティック-珈琲店-の「スマイル一番イイ♀」でさらなる盛り上がりをみせた。

そしてお祭り騒ぎから空気は一転し、ギルガメッシュやthe studs、Kαinがライブを披露。the studsの大佑(Vo)は客席に降りるというハプニングで、オーディエンスを驚かせた。

この日2番目のセッションバンドはD'espairsRayのHIZUMI(Vo)を中心に、メリーの結生(G)、the UnderneathのMASATO(G)、ムックのYUKKE(B)、Plastic Treeのササブチヒロシ(Dr)というメンツ。この5人でBUCK-TICKの「残骸」「Ash-ra」をカバーし、会場を盛り上げた。

その熱狂をさらに高めるべく、LM.CやMix Speaker's,inc.が次々に登場。LM.Cのmaya(Vo)は「大人になりきれない少年少女全員に贈ります」と、代表曲「BOYS & GIRLS」を熱唱した。

3組目のセッションバンドはムックの逹瑯(Vo)、LM.Cのmaya、kannivalismの圭(G)、Plastic Treeの長谷川正(B)、メリーのネロ(Dr)という布陣。mayaは5年ぶりにギタリストとしてステージに立ち、LUNA SEAの「ROSIER」を演奏した。原曲でJが叫ぶパートでは、ムックのYUKKEが登場して客席を沸かせた。逹瑯が「だいたいみんなLUNA SEAはカバーできる」と言うと、ネロが「TRUE BLUE」「Dejavu」のフレーズを叩くなど、その発言を後押し。そして2曲目に選んだのは、THE YELLOW MONKEYの「JAM」。お祭り騒ぎが多いセッションの中で異色ともいえるシリアスなナンバーだったが、聴き手の心に深々と響いていった。

3組目のセッションが終了した後は、海外でも大人気のD'espairsRayが出演。貫禄のヘヴィサウンドに、次から次へとヘッドバンギングが巻き起こる。続いて登場したムックのライブでは、椅子席にもかかわらず会場にモッシュが起こるほどの盛り上がりを見せた。

今回カウントダウンを務めるのはPlastic Tree。「どす黒い除夜の鐘を鳴らしていこうと思います」という有村竜太朗(Vo)の言葉どおり、轟音ギターサウンドと浮遊感ある歌声が会場を独特な世界に染め上げていった。途中、何度か観客に「今、何時ですか?」と問いかけながら、23:50を過ぎた頃に「カウントダウン、始める?」と出演バンドをステージに呼び込む竜太朗。ライブの最中に楽屋で行われていたという“テキーラ祭り”が、急遽ステージ上で再現されることになった。

時計が映ったビジョンが運ばれる中、テキーラが入ったコップが各バンドの代表者に容赦なく配られる。そして時計が0:00を指すと同時に、客席には銀テープが飛び、ステージではメンバーがテキーラを一気飲み。ムックの逹瑯が「じゃ、続きをお願いします!」と叫び出演バンドが去ると、竜太朗は「一番地味なバンドが残っちゃった」と苦笑いした。2009年になり最初に演奏されたのは、「メランコリック」。暴れ初めにぴったりな、アグレッシヴなサウンドとパフォーマンスで2009年の幕開けを祝った。

続いてSadieがステージに登場。新年最初のアクトという大役にもかかわらず、堂々としたパフォーマンスでオーディエンスを盛り上げた。そしてバンドアクトとしてラストを飾ったメリーは、終始タガが外れたような攻撃的なステージングを披露。結生が客席をぐるりと回ったり、ガラ(Vo)が書き初めで「気合い入れていくぜ」と書く場面があったりと、見せ場満載のライブでファンを圧倒した。

メリーがステージを降りると、いよいよラスト・セッションに突入。Plastic Treeの竜太朗を筆頭に、LM.CのAiji(G)、the studsのaie(G)、メリーのテツ(B)、ギルガメッシュのЯyo(Dr)という5人で、まずはNIRVANAの「Smells Like Teen Spirit」を演奏した。竜太朗は着物を羽織って正月ムードを盛り上げ、メンバー紹介では「今日は無理する日でしょ?」と煽り、メンバー全員に日本酒をラッパ飲みさせた。

続いて「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌「残酷な天使のテーゼ」、「キテレツ大百科」のエンディングテーマ「はじめてのチュウ」というアニメソング2連発。「はじめてのチュウ」ではムックの逹瑯とYUKKEが乱入し、竜太朗と歌詞どおりにキスをしてファンを驚かせた。

最後はセッションメンバー全員で一本締め。12時間にも及んだ長き祝祭は、大成功のうちに幕を閉じた。

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