吉田裕のドリル効果に新喜劇座長陣がダメ出し

昨日7月18日、大阪・吉本興業にて、なんばグランド花月「夏休み おこサマー！キャンペーン」開催会見が行われ、吉本新喜劇の未知やすえ、川畑泰史、すっちー、吉田裕が出席した。

同キャンペーンでは、小学生以下の来場者に、行けば行くほどお得になる特典を用意。チケット割引のほかに、下敷きや、吉田裕デザインの「お子サマーTシャツ」などのプレゼントもある。「小学生が選ぶ!! これがまわりで大人気！ 吉本新喜劇イチオシギャグ!!」で1位だった吉田が、「『ドリルすんのかいせんのかい』を1位に選んでいただいて、夏なので扇風機からそのギャグが涼しい感じで出るというデザインにしました」とコメントすると、周囲は「まあ不評」（すっちー）、「ドリルは回すものなので、それが扇風機ってやってもうてる」（川畑）、「扇風機が三枚羽というのもおかしい。今、羽がものすごく多い」（未知）とダメ出しばかり。それでも、そのギャグを一緒にやっているすっちーは「『毛細血管いっぱい詰まってるとこ！』と言うと、お子さんが『脇!!』と言ったりする。そういうお子さん中心の公演なので、お子さんが参加できるようなことを考えつつ、家に帰って新喜劇を見たことを絵日記に書いてもらい、絵日記を見た子が親に『なんばグランド花月に連れてって』とねだる。お子さんだけでは来られないので、結果大人がくる。そのことによって吉本が潤うみたいな、そういう形がベスト」とアピールした。

来月8月5日（火）から11日（月）まで、8年目となる女座長公演を務める未知は、「今年もなんとかやることができて、ありがたいと思っています。座長というと今まで男性のほうが多いですが、女性目線として今までの新喜劇とは違った感じの、夢のあるものにしたい」と意気込み。9月5日（金）から7日（日）まで、「烈車戦隊トッキュウジャーとよしもと新喜劇じゃー」を開催する川畑は「数年前からこのイベントで夏を感じるようになって。今年も作・演出を私がやらせていただきますが、もう好きにみんな暴れていただくような感じに。夏休みから外れていますが、夏休みにどこにも行く予定のない方は、最後の夏休みを楽しんでほしい」と語った。

また、すっちーの座長就任に関して、川畑は「僕もちょうど同じくらいの時期、7年前の6月に新座長に就任して、そのあとすぐ病気で1カ月ほど倒れて。健康体でいることが素晴らしいとすっちーに関しては思ってます。小籔くんも舞台が終わった瞬間に倒れたりしていたので」と、座長ならではの感想。未知は「改めて勢いを感じました。お客様が求めているところを確実に受け止め、笑いとして返しているすっちーがすごいなと。久しぶりにテンポのある新喜劇に出させてもらった感じ。私は反対にもっと頑張らないとというか、若い人についていかないといけないと、また刺激を受けました。相談しやすいポジションの人が座長になったと思うので、いい感じで大きく動ける新喜劇になっているんじゃないかなと思っています」と期待を寄せた。

これを受けてすっちーは「大変な仕事なんだと改めて思う。次から次へと公演の打ち合わせがあり、ちょっとパニック。でもそれを今までの座長さんは続けてこられたんだと思うと、自分がなってから改めて、すごい仕事だなと思うようになった」と神妙にコメント。すると川畑から「吉田くんが虎視眈々と座長の座を狙っている」とタレコミが。否定する吉田だったが、すっちーも「どうやら本人は狙っている」とにらみ、ドリルを背中に仕込んでいる吉田を見て「ドリル仕込んでるやん！ 今日やるとこないで」とツッコミ。川畑も「先日、祇園花月の舞台で吉田くんと絡んでいて、ちょっと手が胸に触れただけなのに『ドリルすな！』って言う。するつもりなかったのに」と吉田をイジって遊んでいた。

ライブやキャンペーンの詳細は劇場オフィシャルサイトにて確認を。