高田漣、豪華ゲストたちと六本木で贅沢セッション展開

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高田漣が1月18日に東京・EX THEATER ROPPONGIにてライブ「ロッカデリック・アンサンブル」を開催した。

小山田圭吾とムッシュかまやつを交えセッションする高田漣。(撮影:三浦憲治)

小山田圭吾とムッシュかまやつを交えセッションする高田漣。(撮影:三浦憲治)

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高田漣「ロッカデリック・アンサンブル」より細野晴臣とのセッションの様子。(撮影:三浦憲治)

高田漣「ロッカデリック・アンサンブル」より細野晴臣とのセッションの様子。(撮影:三浦憲治)

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高田漣「ロッカデリック・アンサンブル」より鈴木茂とのセッションの様子。(撮影:三浦憲治)

高田漣「ロッカデリック・アンサンブル」より鈴木茂とのセッションの様子。(撮影:三浦憲治)

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昨年6月に発表されたアルバム「アンサンブル」を携えて行われたこの公演には、同作に参加している小山田圭吾(G)、鈴木茂(Vo, G)、細野晴臣(Vo, G)、高野寛(G)のほか、旧知の仲であるムッシュかまやつ(Vo, G)という手練のミュージシャンたちが参加。2時間にわたるライブは入れ替わり立ち替わり登場するゲストたちと、高田との贅沢なコラボで彩られた。

ライブは「こんばんは高田漣です」という挨拶を経て、「古靴店」から緩やかにスタートした。高田は伊賀航(B)と伊藤大地(Dr)という盟友とのアンサンブルで、じっくりとライブの空気を作り上げていく。1曲目が終わると「すごい強者がいらっしゃいますので、それまでに自分のやりたいことは全部やっておこうかなと思います」と語り、「Pop Music」と「鰺」を深みある声で歌い上げた。

続いて、1人目のゲストとして鈴木が「ども」と挨拶しながら登場し、自身の楽曲である「ウッド・ペッカー」やティン・パン・アレーの「砂の女」を高田と共演。「砂の女」では鈴木がメインボーカルを務め、高田、伊賀、伊藤はその歌声に寄り添うようにアンサンブルを重ねる。4人のセッションで場内の熱気が徐々に高まる中、細野が加わると客席の空気はさらに高揚したものに。細野は現れるなり鈴木に「よかった。ギターうまい」と語りかけ、「こっからはおじいちゃんの音楽なんで」と共演者を笑わせる。そこから始まった「Memphis Tennessee」では軽快なセッションが繰り広げられた。鈴木が抜けたあとは細野を中心に「Cheat」「29 Ways」「The House of Blue Lights」という3曲のカバーが続けて披露され、朗らかなムードが漂った。

細野の退場にあわせて伊賀と伊藤も一度ステージから掃け、高田1人が残る。彼は「素晴らしい先輩方に恵まれて、いつもいろんなことを教えていただいている気がします」と述べ、父である高田渡とゲストアーティストたちとのつながりを語る。そして父の楽曲である「コーヒーブルース」を弾き語りでゆったりと歌い上げた。

「ここでもう1人、父の古い友人を紹介したいと思います」という紹介から登場したのはムッシュかまやつ。高田は「スパイダースやムッシュが大好きすぎて何やっていいか困っちゃって……」と言いながらザ・スパイダースの「なんとなくなんとなく」をムッシュと2人きりでパフォーマンス。ムッシュの少ししゃがれた味わいのある歌声に、高田のコーラスが重なりオーディエンスを酔わせた。「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」やルーファス・トーマスの「Walking the Dog」では小山田が加わり、高田、ムッシュ、小山田のトリプルギターの妙がオーディエンスを魅了した。そしてライブ終盤には、pupaのバンドメンバーである高野がスペシャルゲストとして登場。pupaの「Glass」のカバーや、菅原克己の詩に高田が曲を付けた「野バラ」を息の合ったセッションで披露した。

高田が「1年のいい思い出になったなと思います」と語り「オール・ナイト」でライブ本編に終わりを告げるも、客席からは盛大なアンコールが発生。彼は最後に祖父である高田豊が詩を書き、父である高田渡が曲を付けた「火吹竹」を噛み締めるように歌い、この日のライブに幕を下ろした。

高田漣「ロッカデリック・アンサンブル」
2014年1月18日 東京都 EX THEATER ROPPONGI セットリスト

01. 古靴店
02. Pop Music
03. 鰺
04. 絵空事
05. ウッド・ペッカー
06. 砂の女
07. Memphis Tennessee
08. Cheat
09. 29 Ways
10. The House of Blue Lights
11. コーヒーブルース
12. なんとなくなんとなく
13. どうにかなるさ
14. ゴロワーズを吸ったことがあるかい
15. Walking the Dog
16. Bao Shen
17. Glass
18. 野バラ
19. オール・ナイト
<アンコール>
20. 火吹竹

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詞華集BOT @anthology_bot

【WEBサイト記事】ナタリー - 高田漣、豪華ゲストたちと六本木で贅沢セッション展開~pupaの「Glass」のカバーや、菅原克己の詩に高田が曲を付けた「野バラ」を息の合ったセッションで披露した~ http://t.co/chxtDY7PkA

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