音楽ナタリー

過去最大16万人集結、幕張「CDJ」で172組が豪華競演

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2013年12月28日から31日の4日間、千葉・幕張メッセ国際展示場にて毎年恒例のロックフェスティバル「COUNTDOWN JAPAN 13/14」が開催。4日間で過去最大となる計16万400人を動員し、総勢172組のアーティストが熱演を繰り広げた。

初日のGALAXY STAGEでトップバッターを務めた前田敦子は、藤井一彦(G / THE GROOVERS)、ウエノコウジ(B / the HIATUS、武藤昭平 with ウエノコウジ)、白根賢一(Dr / GREAT3)、高野勲(Key)、廣野有紀(Cho)という豪華なバンドメンバーを率いて初披露の新曲「セブンスコード」含む5曲を熱唱。MCでは昨年の「COUNTDOWN JAPAN」に訪れていたことを明かして観客を驚かせた。COSMO STAGEではパスピエの成田ハネダ(Key)が7年前から憧れだった舞台に立てた喜びを語ったり、この日に3人編成としてのバンドの解散を発表していた黒木渚が決意表明を口にしたりとドラマチックな光景が続く。EARTH STAGEでは斉藤和義が「歌うたいのバラッド」や「歩いて帰ろう」などの名曲を惜しみなく届けて貫禄あるステージを見せつけた。

その後の同ステージではリラックスした雰囲気で新旧の楽曲を演奏したフジファブリック、いつも通り観客を巻き込むライブを繰り広げたきゃりーぱみゅぱみゅが登場。一方KEMURIはゴキゲンなナンバーと熱いメッセージを届け、PUFFYはカバー曲や大ヒットシングル「渚にまつわるエトセトラ」「アジアの純真」などで満杯のオーディエンスのハートをつかんだ。

29日はNICO Touches the WallsKREVAマキシマム ザ ホルモンザ・クロマニヨンズ電気グルーヴeastern youthZAZEN BOYS小室哲哉ら猛者たちが集結。そんな中ASTRO ARENA1発目を華やかに彩ったチームしゃちほこは、いつもと変わらぬ全力のパフォーマンスでロックファンに鮮烈な印象を残した。その後も真心ブラザーズが「ENDLESS SUMMER NUDE」「どか~ん」といった名曲を投下したり、SCANDALがハイテンションかつチャーミングなライブで場内に熱狂をもたらしたり、奇妙礼太郎トラベルスイング楽団が松田聖子「赤いスイートピー」のカバーを披露したりと、見どころ満点のアクトが続く。期待に胸を膨らませたオーディエンスの前に姿を現した小室哲哉は、数々の機材に囲まれる形でスタンバイするとH Jungle with t「WOW WAR TONIGHT」やTM NETWORK「Children of the New Century」のリミックスをプレイ。ゲスト参加したZeebra、DABO、SIMONのラップとともに、迫力あるサウンドで会場を大きく揺さぶった。

EARTH STAGEラストのRIP SLYMEは派手なシャツと白スーツでキメて登場。「黄昏サラウンド」でゆるやかなグルーヴを描き出すと、RYO-Zは怒涛の2013年を振り返り、最新アルバム「GOLDEN TIME」について「キャリアの中で最高傑作だと自負しております!」と高らかに告げる。そして彼らは「ジャングルフィーバー」「FUNKASTIC」「Good Times」を連発してクライマックスへと突き進み、「JOINT」でパーティ感あふれる本編を締めくくった。

30日はグループ魂FLOWER FLOWERTHE ORAL CIGARETTESといった個性派が各ステージの幕を開ける。ASTRO ARENAではBABYMETALがコール&レスポンスを行いつつ、キレのあるダンスとメタルサウンドに乗せた伸びやかな歌声でオーディエンスの耳目をさらっていく。クリープハイプは尾崎世界観(Vo, G)の「いける? ……じゃあいきましょう」という観客へのフランクな呼びかけからライブを開始。途中、彼は2011年、2012年とCOSMO STAGEでの出演だったことに触れ、「今年は一番デカいとこです。ここまで連れてきてくれてほんとにありがとう」と最大規模のEARTH STAGEに立てた喜びを語った。

KNOCK OUT MONKEYは気合いに満ち満ちたパフォーマンスでCOSMO STAGEを盛り上げ、Czecho No Republicは持ち前のポップネスでMOON STAGEをピースフルな空間に仕立て上げる。GALAXY STAGEに入場規制がかかり、場外も踊りまくる人であふれかえるほどの盛況ぶりを見せたのは昨年大きな躍進を遂げたKANA-BOON。続くUNISON SQUARE GARDENは6曲をノンストップで駆け抜けたあと、“お年玉”として2月リリースの新曲「harmonized finale」を披露してファンを喜ばせた。EARTH STAGEでは東京スカパラダイスオーケストラ10-FEETとのコラボで男気あふれるライブを魅せ、サカナクションがフロアを巨大なダンスホールへ変貌させる。CDJ初登場にしてトリを務めたBUMP OF CHICKENは新曲「ray」を含むセットリストを展開。アンコールでは藤原基央(Vo, G)の「『オーイエーアハーン』って言えんのか!」という言葉から「天体観測」が届けられた。

いよいよ最終日となった31日は、まず昨年ライブステージへの復帰を果たしたエレファントカシマシによる圧巻のアクトがEARTH STAGEを揺らす。その後も急逝した大瀧詠一へ「ポーラスタア」を捧げた佐野元春 & THE COYOTE BAND、客席いっぱいに広がるペンライトの光でASTRO ARENAを自分たちのものにしたでんぱ組.inc、「楽園」「LOVE LOVE SHOW」「バラ色の日々」とTHE YELLOW MONKEY時代の名曲群も惜しみなく連発した吉井和哉、繊細なアンサンブルと温かみある歌声で場内を包み込んだChara×THE NOVEMBERSと感動的な場面が続出。RADWIMPSのステージでは野田洋次郎(Vo, G)が自身の左手薬指の骨折が完治していないものの「どうしてもギター弾きたくて、人差し指と小指で弾く方法を考えてきた」と、ケガをものともせず気合いのこもったギタープレイを見せつけた。また年内で會田茂一(G)のバンド脱退を表明していたは、湿っぽいムードを一切出さずに終始ハッピーな空気でフロアを満たした。

2014年へのカウントダウンはEARTH STAGEをMAN WITH A MISSION、GALAXY STAGEをTHE BACK HORN、COSMO STAGEをcero、MOON STAGEをPeople In The Box、ASTRO ARENAをダイノジが担当。MAN WITH A MISSIONは「人間ノ皆様、明ケマシテオメデトウゴザイマス!」という挨拶から「Get Off of My Way」へつなげ、THE BACK HORNは噴射されたキャノン砲とともに「刃」を叩きつけた。新年を迎えたあとも興奮冷めやらぬ各ステージでは、back numberTHE STARBEMSモーモールルギャバンゲスの極み乙女。MO'SOME TONEBENDERピロカルピンらが疲れ知らずのオーディエンスへ熱いライブを贈った。

なお「COUNTDOWN JAPAN 13/14」の模様は2月5日(水)~7日(金)にWOWOWにてオンエアされる。詳細は番組特設ページを確認しよう。

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