やべきょうすけが女優・最上もがに聞きたいこと

──ありがとうございました。それとですね、やべさんから最上さんに質問を預かっていまして。

げ！ なんでしょう!?

──女優・最上もがとしての今後が気になるとのことです。

なんですかその質問、めっちゃ面白いじゃないですか（笑）。変えないだろうと思われてそうですが、ぼくは変えていいと思っています。作品のためだったら、ウィッグじゃなく髪を伸ばしたり、黒に染めたりするのも全然ありだと思っています。

──こんな髪型でこんな役をやりたいというイメージはありますか？

いろいろありますよ、けっこうなんにでも興味があるので。前に「重版出来！」というドラマに出たとき、ギャルのはっちゃけた役だったんですけど、普段の自分とは全然違う役ですごく楽しかったんです。今までは無口な役が多かったので、表情豊かなキャラクターを演じてみたいなと思うのと、あと恋愛ものもすごくやりたいです。髪型は時と場合によって変えたいなと。

──恋愛もので黒髪ゆるふわな感じもありですか？

それ求められてますかね？（笑） ぼく、恋愛ものと言っても男の子との普通の恋愛は求めていなくて。

──と言いますと？

女性と恋愛する作品に出てみたいんです。けっこう海外の映画とかでそういう作品が増えてきていて、自分の中でも興味があるというか。心がえぐられるようなシーンが多かったり、近年観た恋愛映画では、グッときた作品が全部同性愛のものだったんです。そういうのを自分もできたらすごく成長できるんじゃないかなと思いますし、単純にやってみたいと思います。

──「キャロル」のような作品ですね。

そうなんです、「キャロル」めちゃくちゃ好きなんです！ 相手は黒木華さんがいいな。「重版出来！」の現場で、ご本人に「黒木さんと百合ものの映画を一緒にやりたいです」って伝えたら、「いいですね！」と言ってくださって。でも今はなんでもやってみたいです。

──それでは最後に、まだ「闇金ウシジマくん Part3 / ザ・ファイナル」を観ていない方たちに向けてオススメのコメントをいただければ。

「ウシジマくん」ってちょっと怖いイメージがあるので、観るのをためらう人ってけっこういると思うんです。でも実は人間の欲望だったり、本質的なものが繊細に描かれている。なのでぼくは落ち込まない作品だと思っていて。特に「Part3」と「ザ・ファイナル」は、最終的に前向きになれるんです。原作は気持ちが落ちてしまうシーンもあるんですけど、映画ではそんなところもありつつ、「明日もがんばって生きよう！」と思える。なので、まずはぜひ観てみてください！