佐々木蔵之介が木曜ミステリーで主演、福原遥や間宮祥太朗とサイバー捜査に挑む

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佐々木蔵之介の主演ドラマ「IP~サイバー捜査班」が、7月1日にテレビ朝日系の木曜ミステリー枠でスタートする。

左から間宮祥太朗、佐々木蔵之介、福原遥。

左から間宮祥太朗、佐々木蔵之介、福原遥。

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本作は、京都府警本部が新たに設立した“サイバー総合事犯係”の活躍を描く作品。主任の安洛一誠(やすみやいっせい)をはじめとするチームが、ネット分析やプロファイリングなど最先端の機器とスキルを生かし、身近に迫るネット犯罪に立ち向かう。「科捜研の女」の戸田山雅司らが脚本を手がけ、「科捜研の女」の兼崎涼介、「ハニーレモンソーダ」の神徳幸治らが監督を務めた。

左から間宮祥太朗、佐々木蔵之介、福原遥。

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佐々木扮する安洛は、無駄が嫌いなデジタル人間で、ジャケットの代わりに羽織を身にまとう変わり者の役どころ。さらに、安洛が自身の父親かもしれないと考え、サイバー総合事犯係への配属を希望した新人刑事・古宮山絆を福原遥、裏で安洛について調べる元捜査一課の刑事・多和田昭平を間宮祥太朗が演じる。

佐々木は「僕自身は超のつくアナログ人間なので、『IPって何?』『サイバー捜査ってどういうこと?』というところから入りました(笑)」とオファーを受けたときの心境を明かし、「アナログな僕でも『めちゃくちゃ面白いし、わかりやすい!』と感じるので(笑)、見ていただいたら絶対に楽しめるはずです!」とアピール。福原は役柄について「彼女の中の熱い部分は自分と似ているので演じていて楽しいです」と語り、間宮は「自分がいちばん刑事っぽいキャラなので、ほんわかした雰囲気の総事係の中、チームを引き締めるような存在でありたい」と意気込んでいる

「IP~サイバー捜査班」は毎週木曜20時より放送。初回は2時間スペシャルとなる。

※兼崎涼介の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記

木曜ミステリー「IP~サイバー捜査班」

テレビ朝日系 2021年7月1日(木)スタート 毎週木曜 20:00~20:54

佐々木蔵之介 コメント

オファーを受けたときの気持ち

僕自身は超のつくアナログ人間なので、「IPって何?」「サイバー捜査ってどういうこと?」というところから入りました(笑)。でも脚本を読んだら、サイバー犯罪って意外と身近なところで起きていて、まったく縁遠い話ではないんだと気づきました。たとえば初回は“フィッシング詐欺”が事件のきっかけとして登場しますが、こんなにも身近に、簡単にだまされてしまうような危険が潜んでいるんだなと実感しました。

安洛一誠というキャラクターについて

安洛は自分の興味ある分野にだけ一直線で、誰ともコミュニケーションを取らないのですが、自分で“それでよし”と思っちゃっている男ですね。捜査には長けていて人の3歩も4歩も先へと突き進んでいきますが、犯人の動機や感情には興味がなく、足を使わずともPCとネット環境さえあればすべて解決できると考えているような“変人”です。でも総合事犯係のみんなと関わっていくうちに、それが少しずつ変わっていくんです。また、安洛はいつもシャツの上に和服の“羽織”をまとっているのですが、だいたい羽織って刑事の衣装じゃないですよね!?(笑) でも、安洛にとっては効率がいい衣服なんでしょうね、袂からタブレットやスマホを取り出したりしています(笑)。

演じていて苦労していることは?

いやぁ……苦労しかないです(笑)。医師役や弁護士役で専門用語にチャレンジしたことはありますが、法律は漢字で意味合いをつかめますし、医学も実態があるものなのでスッと入ってきやすいんです。でもデジタル用語ってつかみどころがなく、実態が見えないので、セリフを覚えるのが難しい! カタカナが多いので、元々の英語の意味を調べながら覚えています。でも、この作品で描かれるような事件や用語は、毎朝、新聞で見かけるほど身近なものでもあるんです。苦労も多いですが、勉強になるなと思いつつ演じています。

福原遥、間宮祥太朗の印象

福原さんは、役に対してどん欲な女優さんですね。撮影が進むにつれ、本番に向けてテンションを上げるスピードが速くなって、“もっと自分の役を深めよう”という姿勢が強くなってきて……。役柄と一緒に成長しているんだなと感心しましたね。あと、“食”に関してもどん欲(笑)。僕が「このお取り寄せがおいしかった」とちょっと話したら、すぐに調べてあっという間にカートに入れていました(笑)。
間宮くんは“芝居のIQ”がめちゃくちゃ高い人! 本の読み方が深く、セリフ覚えもめちゃくちゃ早い。多和田のポテンシャルがしっかり伝わる演技は本当に見事だなと思います。 

視聴者へのメッセージ

“サイバー捜査”と聞くと、難しそうで一見、近寄りがたい感じがしますが、ストーリーはとても身近で、ひょっとしたら自分たちも巻き込まれてしまうのでは……と思うような事件を描いています。“よくこの役を引き受けたな”っていわれそうなぐらいアナログな僕でも「めちゃくちゃ面白いし、わかりやすい!」と感じるので(笑)、見ていただいたら絶対に楽しめるはずです!

福原遥 コメント

脚本を読んだときの感想

(佐々木)蔵之介さん演じる安洛主任が知らない言葉をワーッとしゃべるシーンがあったので、私もわからない単語を検索して調べました! 今は誰もがスマートフォンやパソコンを使い、SNSも浸透していますが、それについてちょっと考えさせられるような、今の時代にマッチした作品だなと思いました。

古宮山絆というキャラクターについて

絆は安洛主任とは“真逆”で情に厚く、人の気持ちを理解し、そこから真相を導き出そうとする女性。誰よりも正義感が強くて、一直線な性格ですね。安洛主任が自分のお父さんなのではないかと疑っているのですが、人間に対してとても愛情深いんだなという面も感じます。私は絆みたいにテキパキ動けるタイプじゃないので、演じていて「しっかりしなくちゃ」と思うことも多いですね。でも、彼女の中の熱い部分は自分と似ているので演じていて楽しいです。

自身はアナログ人間か、デジタル人間か?

私も同年代から見たらアナログだと思います。SNSでライブ配信をしたことがあるのですが、使い方がわからなくてアウトカメラになっていて、スタッフさんが丸見えになっちゃったことがありました(笑)。

佐々木蔵之介、間宮祥太朗の印象

蔵之介さんとはよく差し入れや食べもののお話をするのですが、話し方がものすごくおいしそう。蔵之介さんから話を聞くと、“早く食べてみたい!”っていう気持ちになります(笑)。また、私は人見知りなので最初、間宮さんに話しかけるのは緊張したのですが、頑張って話しかけたらすごくやさしく答えてくださってそこから一気に打ち解けてしまいました(笑)。私がセットに置いてある人形を破壊しちゃったことがあったのですが、間宮さんが直してくださったりして……日々、支えていただいてます!

視聴者へのメッセージ

顔が見えないところで書き込みができるネット社会の恐ろしさなど、いろいろなものを感じていただける、今の時代にピッタリ合ったドラマです。最終話までいろいろな謎が描かれていくので、ぜひ最初から最後まで楽しんでいただけたらうれしいです!

間宮祥太朗 コメント

脚本を読んだときの感想

最初に思ったのは、「蔵之介さん、大変そうだな……」ということ(笑)。専門用語もセリフ量も、ものすごく多いので……。また、視聴者のみなさんにわかるように事件の概要をかけあいで説明するところもあり、第1話の脚本は半分ぐらい読んだところで、いったん閉じちゃいました。ちょっと整理する時間がほしくなったんですよ(笑)。でも、モニター画面をうまく使うなどの演出で、とてもわかりやすくストーリーが進行していくので、演じていて僕もスッと理解することができました。

多和田昭平というキャラクターについて

多和田は総事係とは別の顔も見せるキャラクターですが、そこはあまり大げさに演じわけないようにしたいなと思っています。元捜査一課ということもあり、スマートさが出るといいなと思っていて、安洛主任が3手先のことを話しているとしたら、多和田はそれを聞いているとき1手ぐらい先までは考えている、という意識で存在するよう心がけています。また、自分がいちばん刑事っぽいキャラなので、ほんわかした雰囲気の総事係の中、チームを引き締めるような存在でありたいとも考えています。

自身はアナログ人間か、デジタル人間か?

僕もアナログ人間だと思いますが、自分の趣味に関してはデジタル人間かもしれないです。撮影の待ち時間によく野球中継を見るのですが、いろいろな方法を駆使してチェックしているので……。地上波の中継がなければ、BSやアプリの配信サービスを確認し、それも厳しかったら、試合結果を速報してくれるアプリを活用しています。そういうところではデジタル派ですね(笑)。

佐々木蔵之介、福原遥の印象

蔵之介さんとは大河ドラマ「麒麟がくる」(NHK)で初共演させていただきましたが、そのときもモニター越しに見惚れてしまうほど迫力あるお芝居をされていて、今回ご一緒させていただくのをとても楽しみにしていました。でも、いったんスタジオから出ると、はしごみたいなところにぶら下がって脱力している瞬間もあって(笑)、集中力のスイッチングがスゴイ方なんだなと思いました。福原さんには「なんでそんなにセリフを覚えるのが速いんですかー!」ってよく怒られています(笑)。

視聴者へのメッセージ

近未来の物語ではなく、まさに“今”を描いたドラマです。風刺的な要素もありますが、お説教くさいところはまったくなく、自分たちが当たり前のように使っているスマホやパソコン、ネットなどが自分にとって必ずしも味方ではなく、“使い方次第”ではないかと考えさせてくれるドラマだと思います。

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読者の反応

てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u

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