ルパパトFLT開幕「皆さんと会える時間を大切に」、伊藤あさひ＆奥山かずさが歌唱

「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー ファイナルライブツアー2019」が、本日3月17日に開幕。映画ナタリーでは、静岡・静岡市民文化会館で開催された初回公演の模様をレポートする。なお本記事は、演目の一部ネタバレを含むので注意してほしい。

特撮ドラマ「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」のフィナーレを飾る同イベント。東京・シアターGロッソでのヒーローショー“素顔の戦士”第5弾公演のチケットを即完売させたキャストの伊藤あさひ、結木滉星、濱正悟、横山涼、工藤遥、奥山かずさ、元木聖也が、この「ファイナルライブツアー」では全国8都市を巡る。

第1部ではオリジナルストーリーのアクションショーを展開。ジャックポットストライカーの力を使いドグラニオの金庫から出てきた快盗と、ギャングラーの残党と戦う国際警察が、最後のルパンコレクションを奪い合う。劇中では、本日3月17日から放送開始された「騎士竜戦隊リュウソウジャー」のヒーローたちが、助太刀に現れる場面もあった。

そして第2部では、キャスト7名がステージに。夜野魁利役の伊藤は「ファイナルの初日なのでがんばっていきたいと思います」と挨拶し、朝加圭一郎役の結木は観客を煽りながら「1階の皆さんこんにちはー！ 2階の皆さんこんにちはー！ （こういうの）やってみたかったー！」と雄叫びを上げる。陽川咲也役の横山は、静岡にちなんだフリースタイルラップを披露した。

伊藤のヒーローぶりに関する話題では、早見初美花役の工藤が「役としてカッコいいのはそばで見てたけど、プライベートでは違う！」とキッパリ。それに伊藤は「プライベートの話、する必要ありますか？」とむくれていた。

高尾ノエル役の元木は、昨日結木らと食事に行ったときのことを「本当に無邪気な笑顔をするんです。昨日も、ニッコニコしながら『うめー！』って。赤ちゃんみたいな顔してたよね（笑）。口がまんまるになってる写真がある」と回想。工藤は、その写真を追ってSNSにアップすることをファンに約束した。

初対面の印象に関するトークで、明神つかさ役の奥山が「（工藤は）第一印象から初美花のまま。裏表がない」と言うと、宵町透真役の濱は「言わされてないよね？」と野次を飛ばす。また追加戦士である元木は、チームに加入した当時を振り返り「個性豊かな6人だなと思った。役とは全然違って、みんないい意味でおバカな感じ？（笑） そのおかげですぐ仲良くなれた」と発言し、工藤から「それ、聖也くんが言う!?」とツッコまれた。

プレゼント抽選会のあとは、日替わりのライブコーナーへ。元木の「盛り上がったところで、しっとり歌ってもらいたいと思います」という曲紹介に続き、伊藤が1人でステージに立ち、魁利のキャラソング「氷の世界」を披露。そして奥山がつかさのキャラソング「じゃがとんのうた」を歌っている最中は、結木と横山がペンライトを振って会場を盛り上げる。吉田達彦と吉田仁美による主題歌「ルパンレンジャーVSパトレンジャー」の歌唱中は、キャストたちが客席に降りてファンと交流。曲の終わりにステージに集結するはずだったが、ハイタッチに時間をかけすぎたキャストたちは、全力ダッシュするはめに。それでもエンディングには間に合わず、元木らは「全然間に合ってないじゃん！」と笑い合う。そして曲の最後のフレーズだけもう一度やり直すことになり、改めて観客と一緒にポーズを決めた。

終盤の挨拶では、元木が「1日1日、皆さんと会える時間を大切に、素敵な思い出を作っていきたい」と今後の公演への意気込みを語る。工藤は「最初にオープニングが流れたときは、もうすぐ終わってしまうんだと寂しくなりましたが、それも吹き飛ばすくらい、ルパパトは愛されているんだなと感じることができました」と笑顔に。そして「まだまだルパパトを忘れてもらうわけないはいかないので……」と切り出そうとした伊藤が、「忘れてもらうわけにはイカン……」と噛んでしまったことで、観客は爆笑。最後にキャストたちは「予告する、あんたのお宝いただくぜ！」「国際警察の権限において、実力を行使する！」というセリフをファンと一緒に叫び、イベントを締めくくった。

「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー ファイナルライブツアー2019」は、一部公演のチケットが現在もローチケで販売中。なおこのツアーの模様を収めたDVDが、7月10日に発売される。

またキャストらが出演するVシネマ「ルパンレンジャーVSパトレンジャーVSキュウレンジャー」は、5月3日より期間限定上映。8月21日には、同作のBlu-ray / DVDもリリースされる。

※記事初出時、内容に一部誤りがありました。お詫びして訂正致します。