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新千歳空港アニメ映画祭グランプリはメタストップモーションアニメが獲得

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第4回 新千歳空港国際アニメーション映画祭授賞式の様子。

第4回 新千歳空港国際アニメーション映画祭授賞式の様子。

第4回 新千歳空港国際アニメーション映画祭の授賞式が本日11月5日、北海道・新千歳空港ターミナルビルにて行われた。

本映画祭は、アニメーション研究者・土居伸彰がディレクターを務めるもの。本年度はインターナショナルコンペティションや日本コンペティション、ミュージックアニメーションコンペティションというコンペティション部門のほか湯浅政明の特集、「映画『聲の形』」の牛尾憲輔による生演奏付き上映、黒坂圭太のマスタークラスなどが実施された。

グランプリはストップモーションアニメを制作する男女の姿を描いたストップモーションアニメ「Dolls Don't Cry(原題)」が獲得。壇上に上がった監督のフレデリック・トレンブレイは「私は80くらいの映画祭にこの映画を送ったのですが、一番賞が欲しかったのはこの映画祭でした。なぜかと言うと、この映画祭はとてもユニークであり、北海道という場所が大好きだからです。札幌も大好きでもう7、8回来ていますし、また戻ってきたいです。ここは世界でもっとも平和な場所だと思います。ありがとうございます」と喜びを語った。

新人賞に選ばれた「Ugly(原題)」の監督ニキータ・ディアクルは「4年かかって作ったのですが、旅をしてここに来て、友人たちと出会い最高の経験です。ハローキティのお店にも行けたし」とジョークを交えスピーチ。また「Everything(原題)」で賞を競ったデヴィッド・オライリーは審査員特別賞、「Echo Chamber」を出品した折笠良は外務大臣賞を受賞した。なお折笠が手がけた環ROYの楽曲「ことの次第」のミュージックビデオは、ミュージックアニメーションコンペティションのグランプリにあたるベストミュージックアニメーションに選ばれている。

日本コンペティションで日本グランプリを獲得した「死ぬほどつまらない映画」の関口和希は「個人的な怒りが皆さんに受け入れてもらえたのかなと思い、安心しています」と述懐した。そのほかの受賞結果は下記の通り。

第4回 新千歳空港国際アニメーション映画祭 受賞結果一覧

グランプリ

「Dolls Don't Cry(原題)」監督:フレデリック・トレンブレイ

日本グランプリ

「死ぬほどつまらない映画」監督:関口和希

新人賞

「Ugly(原題)」」監督:ニキータ・ディアクル

審査員特別賞

「ハリネズミの家」監督:エヴァ・ツヴィヤノヴィッチ
「Everything(原題)」監督:デヴィッド・オライリー
「Negative Space(原題)」監督:マックス・ポーター、ルー・クワハタ
「Airport(原題)」監督:ミカエラ・ミュラー
「Orogenesis(原題)」監督:ボリス・ラベ

ベストミュージックアニメーション賞

「ことの次第」監督:折笠良

キッズ賞

「ハリネズミの家」監督:エヴァ・ツヴィヤノヴィッチ

観客賞

「Negative Space(原題)」監督:マックス・ポーター、ルー・クワハタ

新千歳空港賞

「The Pear(原題)」監督:トンレコ、ワンギハオ

外務大臣賞

「Echo Chamber」監督:折笠良

観光庁長官賞

「here AND there」監督:小光

北海道知事賞

「Pivot」監督: 佐竹真紀

ISHIYA賞

「悪のない土地」監督:カタリーン・エゲリィ

サッポロビール賞

「Lovestreams(原題)」監督:ショーン・バッケリュー

北洋銀行賞

「僕らはけっきょく人間」監督:ヤン・ミカ

北海道銀行賞

「Bulse」監督:野々上聡人

北海道コカ・コーラ賞

「The Last Eye(原題)」監督:ハビエア・デュクリー

よつ葉乳業賞

「そり」監督:オレーシャ・シュキナ

ロイズ賞

「Rainbow(原題)」監督:カン・ヒーキュン

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