寿司にワサビてんこ盛り、アキ・カウリスマキが難民問題描く「希望のかなた」予告

アキ・カウリスマキの最新作「希望のかなた」の予告編が、YouTubeにて解禁された。

第67回ベルリン国際映画祭で監督賞に輝いた本作は、「ル・アーヴルの靴みがき」に続く“港町3部作”改め“難民3部作”の第2弾。フィンランドの首都ヘルシンキを舞台に、生き別れの妹を探すシリア難民の青年カーリドが、あるレストランのオーナーやその仲間たちと出会い彼らの善意に救われていく。

予告編には、シェルワン・ハジ演じるカーリドがトラブルに巻き込まれるさまや、彼がサカリ・クオスマネン扮するレストランオーナー・ヴィクストロムに「うちで働いてみるか？」と提案される場面などを収録。また、レストランの従業員たちがワサビてんこ盛りの寿司を作る場面や、彼らが和装で佇むユーモラスなシーンを観ることができる。

「希望のかなた」は12月2日より、東京・ユーロスペースほか全国にて順次公開。9月30日から開催される「国連UNHCR難民映画祭2017」の東京会場にて10月2日に先行上映される。なお同イベントの開催に合わせ、ハジが来日することも決定している。