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大力拓哉&三浦崇志の「ニコトコ島」「石と歌とペタ」劇場公開、予告編が到着

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「タネ」の大力拓哉三浦崇志が共同監督を務めた2作品「ニコトコ島」「石と歌とペタ」が、10月14日に劇場公開される。両作の予告編がYouTubeにて解禁された。

2008年に製作された「ニコトコ島」は、3人の男が謎の島を旅するモノクロ作品。大力と三浦自身が出演し、イメージフォーラムフェスティバル2009で大賞を受賞したほか、第62回ロカルノ国際映画祭コンペティション部門に出品された。予告編の中には、大阪弁の男たちによる“山とはなんなのか”を巡る会話のあと、「僕ら、もしかしてなんにもわかってないんちゃうん」というモノローグが収められている。

そして「石と歌とペタ」は、第7回ローマ国際映画祭に招待された作品。“石”と“歌”、そして“ペタ”と名乗る3人が、“どこか”へ向かうロードムービーだ。「ニコトコ島」と同じく両監督が出演している。予告編の中では「目的地決めるから迷うんちゃう?」「あ、かしこい。俺いろんなとこ行きたい」という会話が繰り広げられている。

なおこのたび、マンガ家のしりあがり寿と劇作家の岡田利規が本作に寄せたコメントも到着。しりあがりは「『デジタル』とか『パソコン』の時代に、すごく手作り感あふれる映像で、1つの画面の中にちっちゃーな事から、大きな事まで、くだらなーい事から、大切な深ーい事まで入っていて、それがユーモラスに語られて長い時間飽きさせない」と、岡田は「『ニコトコ島』も『石と歌とペタ』も、出てくる3人組は生半可なこどもみたい。もしくは、生半可な原始人。退屈さとたわむれる、ということだけをしている。それだけをして生きているような、夢を造形した映画。わたしが彼らから目が離せなかったのは、たぶん羨ましかったからなんだろう」と話している。

「ニコトコ島」「石と歌とペタ」は、東京のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次上映。

しりあがり寿 コメント

「デジタル」とか「パソコン」の時代に、すごく手作り感あふれる映像で、1つの画面の中にちっちゃーな事から、大きな事まで、くだらなーい事から、大切な深ーい事まで入っていて、それがユーモラスに語られて長い時間飽きさせない。素晴らしいとおもいましたね。新鮮なスタイルの作品で、「オレもああいうの作ってみたい」と思う人がこれからどんどんでてきそうな、新しい可能性を感じました。

岡田利規 コメント

「ニコトコ島」も「石と歌とペタ」も、出てくる3人組は生半可なこどもみたい。もしくは、生半可な原始人。退屈さとたわむれる、ということだけをしている。それだけをして生きているような、夢を造形した映画。わたしが彼らから目が離せなかったのは、たぶん羨ましかったからなんだろう。
意味の無い、目的の無い、価値の無い、その自由。
彼らの生半可さは挑発的で、かつ魅惑的だ。

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