五十嵐耕平×ダミアン・マニヴェル「泳ぎすぎた夜」特報、雪景色に少年が佇む

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第74回ヴェネツィア国際映画祭のオリゾンティ部門に出品された「泳ぎすぎた夜」が2018年春に公開されることが明らかに。あわせて特報とティザーポスタービジュアルが公開された。

「泳ぎすぎた夜」ティザーポスタービジュアル

「泳ぎすぎた夜」ティザーポスタービジュアル

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五十嵐耕平

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ダミアン・マニヴェル

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2014年のロカルノ国際映画祭で出会った「息を殺して」の五十嵐耕平と「若き詩人」のダミアン・マニヴェルが共同監督を務めた本作。青森・弘前市を舞台に、鮮魚店を営む父親へ自分の描いた絵を届けに行く少年の1日が描かれる。一般から選ばれた青森在住の古川鳳羅(たから)くんが主人公の少年を演じ、彼の実際の家族も出演した。スタンダードサイズの特報には真っ白な雪景色の中、ランドセルを背負った少年が眠たげな顔をして佇む様子が切り取られている。

「泳ぎすぎた夜」

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第74回ヴェネツィア国際映画祭でディレクターを務めたアルベルト・バルベラは「極めて詩的な、極めて厳密な構成美で描かれた、極めて魅惑的なそぞろ歩きである。この映画は、一見何も物語っていないように見えるが、しかしさてはて、たくさんのことを深く私たちに語りかけてくるのだ」とコメントを寄せている。

「泳ぎすぎた夜」は東京のシアター・イメージフォーラムほかにて全国で順次ロードショー。

アルベルト・バルベラ コメント

私はこの小さな映画に恋をしてしまった。
その子供は、信じられないくらいに表現力豊かである。
舞台は冬の日本の北部に位置する小さな町であり、魔法がかった風景、それはもうほとんど幻想的だ。何も起こらない物語──その子供は、魚市場で働く彼の父親を探すために家を出る。そして見知らぬ街で迷子になる。
それは極めて詩的な、極めて厳密な構成美で描かれた、極めて魅惑的なそぞろ歩きである。この映画は、一見何も物語っていないように見えるが、しかしさてはて、たくさんのことを深く私たちに語りかけてくるのだ。

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(c)2017 MLD Films / NOBO LLC / SHELLAC SUD

読者の反応

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yoshitomo nara / 奈良美智 @michinara3

今一番観たいと思った映画。たぶん、知ってる風景ばっかりな気がする。

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