被害者遺族と死刑囚の対話描く「HER MOTHER」主演・西山諒のコメント到着

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第21回釜山国際映画祭のニューカレンツ部門に出品された「HER MOTHER 娘を殺した死刑囚との対話」の主演女優・西山諒のコメントが到着した。

西山諒

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「HER MOTHER 娘を殺した死刑囚との対話」ポスタービジュアル

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本作は、一人娘を殺害された母・晴美を主人公とした物語。加害者である娘の夫に死刑判決が下るも、晴美はあるときから刑の執行を止めようと考え始める。

「HER MOTHER 娘を殺した死刑囚との対話」

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監督・佐藤慶紀の「BAD CHILD バッド・チャイルド」で銀幕デビューを果たした西山。本作の脚本を初めて読んだ際の感想を「心と肩にズドーンと、言い表しようのないモノがのし掛かりました。読み始めてすぐに入り込み、ときに涙を流しながら一気に読み終えたときには、やり場のない悲しさ、苦しさでいっぱいになりました」と述べる。

「HER MOTHER 娘を殺した死刑囚との対話」

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脚本を読んだ段階で疑問点や自身と役の相違点を感じなかったと言う西山は、晴美を演じるうえで特に役作りは行わなかったと説明。しかし髪の毛をあえて“ガチャガチャに切った”箇所があると明かし、その意図を「映画をご覧になられたらわかっていただけるかもしれません」と話す。また「寝ても覚めても抜けないように、撮影がない日も胸のど真ん中に娘を置いて生きていました」と、晴美が娘に注ぐ愛情を大事にして演じたことを語った。

死刑囚役の荒川泰次郎との共演については「目力が半端なくて、見たら負ける」と一言。「その目は、私に刺さるくらいの光線を出していたり、ときには抱擁力のある、私を吸い込むような瞳になったり。面会のシーンはすべて同じ日に撮影したのですが、目と目で語り、お互いに感じるままに闘わせていただきました。2人ともヘトヘトになりましたが、相手が荒川さんじゃなかったら生まれ得ないシーンとなりました」と撮影を振り返った。

「HER MOTHER 娘を殺した死刑囚との対話」は、9月9日から東京・新宿K's cinemaほか全国で順次公開される。

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(c)『HER MOTHER』製作委員会

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