ヘルメットを被りながら町を歩くおじさん“ひいくん”のドキュメンタリー公開

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青柳拓の初監督作「ひいくんのあるく町」が9月2日より東京・ポレポレ東中野ほか全国にて順次公開される。

「ひいくんのあるく町」

「ひいくんのあるく町」

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「ひいくんのあるく町」

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青柳の故郷である山梨・市川大門を舞台とする本作は、ヘルメットを被りながら町を歩き回る、少年のような風貌をしたおじさん“ひいくん”に焦点を当てたドキュメンタリー。町の人気者であるひいくんを軸に、少子高齢化が進む市川大門の変化と現実が描かれる。

「ひいくんのあるく町」

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YouTubeでは本作の予告編が公開中。ひいくんが町を歩き回る理由を、彼の母が説明している。青柳は「ひいくんを追いかけて、町の今と昔を見つめ、彼の歩いた先々で出会う『人』との交流の中には、教科書には載っていない故郷のもう一つの歴史がありました。それは映画でしか表現できなかったものだと思うのです」とコメントを寄せた。

※動画は現在非公開です。

青柳拓 コメント

「地元で映画、撮りたいなあ」
なんとなく考えながら町を歩いていました。大学でドキュメンタリー映画を制作するため、企画を考えていた時、僕は地元・市川大門にいました。明確な理由はなく、ただカメラを持って誰もいない商店街を歩いていました。すると、いつものように「ひいくん」が歩いていました。幼い頃からなんとなく気になっていた人、友達と話してもみんな彼を知っています。
「町長さんよりも有名人」と言われるほどの彼でしたが、彼が普段何をしている人なのか知っている人はほとんどいなかったのです。
誰もいない商店街を、楽しそうに歩いている彼を見て疑問に思いました。
「なんでこの人はいつも楽しそうに、歩き続けているのだろう?」
その理由が気になって気になって、仕方がありませんでした。
ひいくんを追いかけて、町の今と昔を見つめ、彼の歩いた先々で出会う「人」との交流の中には、教科書には載っていない故郷のもう一つの歴史がありました。それは映画でしか表現できなかったものだと思うのです。

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(c)水口屋フィルム

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ten @ten1214

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