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塩田明彦、園子温、中田秀夫がロマンポルノ振り返る、“丸ノ内日活”で凱旋舞台挨拶

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「風に濡れた女」舞台挨拶の登壇者たち。左から塩田明彦、鈴木美智子、間宮夕貴、永岡佑、中谷仁美。

「風に濡れた女」舞台挨拶の登壇者たち。左から塩田明彦、鈴木美智子、間宮夕貴、永岡佑、中谷仁美。

「ロマンポルノリブートプロジェクト」の東京凱旋舞台挨拶が4月22日、東京・丸の内TOEIにて行われた。

日活ロマンポルノの製作開始45周年を記念した同企画は塩田明彦白石和彌園子温中田秀夫行定勲が同一条件のもと新作を制作するプロジェクト。1日限定で劇場名をかつて同エリアに存在した“丸ノ内日活”に改めて実施されたイベントには「ジムノペディに乱れる」からキャストの岡村いずみ田山由起田嶋真弓木嶋のりこ、「風に濡れた女」から塩田のほかキャストの間宮夕貴永岡佑鈴木美智子中谷仁美、「牝猫たち」からキャストの井端珠里真上さつき美知枝、「ANTIPORNO」から園のほかキャストの冨手麻妙筒井真理子、「ホワイトリリー」から中田のほかキャストの飛鳥凛山口香緒里町井祥真がそれぞれ登壇した。

塩田は「鈴木さんには、津軽海峡を超えるぐらい大きなあえぎ声で!と指示しました」と笑い、「セックスは戦争だ!というテンションで撮影してたので、監督の僕は毎日楽しかったです」と振り返る。園は「この映画を撮らなければ日本映画を辞めていたかもしれない。これを撮ることで日本でやるべきことがわかりました」と熱い思いを明かす。

「ジムノペディに乱れる」の演技が評価され第59回ブルーリボン賞の新人賞に輝いた岡村は「初めての濡れ場だったのですが、スタッフの方がケアしてくださり、板尾創路さんが本番までずっと手を握ってくれていたりと、とても優しかったので安心してできました」と撮影中の裏話を披露。「牝猫たち」で緊縛に挑戦した井端は「本当に痛くて、涙が止まりませんでした。吊られたまま回されたり(笑)、息ができなくなって本当につらかったです」と笑いながらも過酷だった撮影の様子を語る。

かつて日活に所属し、小沼勝のロマンポルノ作品に関わっていた中田は「自分の作品を観て涙が出ることってほとんどないのですが、今回の作品ができて、エンドロールで飛鳥さんや山口さん、町井さんの名前を見たときに、本当にロマンポルノを撮ったんだなと実感して感慨深くなり、涙が出ました。日活ロマンポルノ50周年に向けてこの企画を続けてほしい」と願いを述べた。

「ロマンポルノリブートプロジェクト」作品5本は現在丸の内TOEIにて上映中。

(c)2016日活

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