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「ムーンライト」監督がウォン・カーウァイ「ブエノスアイレス」からの影響語る

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左が「ブエノスアイレス」、右が「ムーンライト」のワンシーン。

左が「ブエノスアイレス」、右が「ムーンライト」のワンシーン。

ムーンライト」の監督バリー・ジェンキンスからのコメントが到着した。

本作は、ドラッグ、いじめ、虐待、父親の不在など多くの問題を抱えながらもたくましく生きる黒人の少年シャロンの成長を3つの時代構成で描くヒューマンドラマ。第89回アカデミー賞にて作品賞、助演男優賞、脚色賞を受賞した。

ジェンキンスは、30代になったシャロンが同級生のケヴィンに再会するため旅立つシーンで流れる、カエターノ・ヴェローゾの楽曲「ククルクク・パロマ」に言及。ウォン・カーウァイ監督作「ブエノスアイレス」のオープニングでも使用されている同曲を選んだ理由を「直接的なオマージュ」と説明し、「シャロンの車がハイウェイを走るシーンの撮り方まで、『ブエノスアイレス』と同じにしている」と続ける。

男性同士の愛を描いた恋愛ドラマ「ブエノスアイレス」について、「初めて観たときのことは鮮明に覚えている。僕にとって初めての、同性愛を描いた映画だった。たくさんのことを与えてくれた」と回想するジェンキンス。そのほか、「ムーンライト」制作準備期間に参考にした作品として、ホウ・シャオシェンの「百年恋歌」やクレール・ドニ監督作「美しき仕事」などを挙げている。

「ムーンライト」は全国で公開中。

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