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「花戦さ」野村萬斎、森川葵、佐藤浩市が生け花発祥地で献花「555年の重み感じた」

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左から森川葵、野村萬斎、佐藤浩市。

左から森川葵、野村萬斎、佐藤浩市。

花戦さ」の完成“奉告”イベントが本日3月27日に京都・紫雲山頂法寺 六角堂で行われ、キャストの野村萬斎森川葵佐藤浩市が出席した。

篠原哲雄がメガホンを取った「花戦さ」は、戦乱で荒れ果てた京都を舞台にした時代劇エンタテインメント。花を生けることで人々の心に平穏をもたらす花僧・池坊専好を萬斎、天才絵師・れんを森川、千利休を佐藤が演じている。

華道家元池坊が住職を務め、生け花発祥の地として知られる六角堂。萬斎、森川、佐藤は僧侶が読経する中で献花を行い、集まった観客に向けて挨拶した。奉納を終えた心境を問われた萬斎は「身の引き締まる思いです。(池坊が最初に花を生けたとされている年から)555年の重みを感じながら、奉納させていただきました」と述懐する。続けて、主演を務めた2012年公開作「のぼうの城」に触れながら「今回は池坊(いけのぼう)役ですが、そのときは“でくのぼう”役だったんです(笑)。両方ぼーっとした役ではありますが、今回演じた池坊は、お花と人生をともにした人。天真爛漫で“花狂い”の人だったのではないでしょうか」と思いを語った。

千利休を演じるにあたり心がけたことを聞かれた佐藤は「武家の方や庶民の方にとって、より身近な存在に感じてもらえるような、“丸い”利休を演じるよう意識しました」と明かす。また、時代劇への出演を不安に感じていたという森川は「初めは構えてしまっていましたが、『その時代を生きていた人の心情をそのまま表現すればいいんだ』『時代劇だからということに縛られずに動いていいんだ』と萬斎さんの姿を見て学びました。この現場のおかげで心が優しくなったし、豊かになったと思います」と撮影を振り返り、「お花も私たちと一緒に生きているということを改めて考えてみてほしいです」と笑顔で呼びかけた。

イベント終盤で萬斎は「ちょっと毒のある花もあったり、優しい花もあったり、可憐な花もありますが、それぞれのキャラクターが花となって、映画の中で咲き乱れています。個性豊かな登場人物たちの蕾が開いていく時間を楽しんでいただければ」と、劇中の登場人物を花に例えて作品をアピール。その後行われた餅まきでは、集まったファンに3人が紅白餅や“幸せの花の種”をプレゼントし、会場からは喜びの声が上がった。

「花戦さ」は6月3日より全国ロードショー。

(c)2017「花戦さ」製作委員会

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