ゆうばり映画祭で齊藤工の監督作が観客賞に、人物賞獲得した國村隼は喜びのスピーチ

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3月2日から5日間にわたり北海道・夕張市で行われ、総来場者数1万2516人を記録したゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017。最終日を迎えた本日3月6日、映画祭に参加したゆうばり市民や一般客が選ぶ、ゆうばりファンタランド大賞ほか各賞が発表された。

人物賞を受賞し、うれしそうに表彰状を見せる國村隼。

人物賞を受賞し、うれしそうに表彰状を見せる國村隼。

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「blank13」 (c)2017「blank13」製作委員会

「blank13」 (c)2017「blank13」製作委員会[拡大]

ゆうばりファンタランド大賞は、斎藤工が齊藤工名義で監督した「blank13」が獲得。齊藤は「皆様の暖房よりも暖かい歓迎に対し再び作品と共に『ただいま』と言える様精進して来たつもりです。そんな皆様に支えられ作った「blank13」が夕張の皆様によって評価して頂けた事はこの上ない歓びです」とコメントを寄せている。

國村隼(右)

國村隼(右)[拡大]

また、映画祭の会期中もっとも市民や一般客に支持された人物に贈られる人物賞には、「KOKORO」「哭声/コクソン」が上映され、トーク企画にも登場した國村隼が選出された。受賞会場に登場した國村は「ゆうばり映画祭の存在は知っていて、行った人から『すごくいいよ』とずっと聞いていました。今回実際に来てみて、寒い時期の北海道でこんなに温かい映画祭があるということを、日本は誇るべきだと感じました。素敵な人物にも認定していただいて、ありがとうございます」と喜びの声を上げた。

ゆうばり市民賞を受賞した「大怪獣チャランポラン祭り 鉄ドン」チーム。

ゆうばり市民賞を受賞した「大怪獣チャランポラン祭り 鉄ドン」チーム。[拡大]

そのほか、イベント賞は鈴井貴之と夕張市長の鈴木直道が旧産炭地の魅力について語ったトーク企画、ゆうばり市民賞は28人の監督によるオムニバス作品「大怪獣チャランポラン祭り 鉄ドン」が受賞した。

ケーキのろうそくを吹き消す内藤誠。

ケーキのろうそくを吹き消す内藤誠。[拡大]

さらに、コンペティション部門審査委員長で「不良番長」シリーズの監督として知られる内藤誠が本日81歳の誕生日を迎え、サプライズでケーキとともにお祝いされる場面も。内藤は「ゆうばりは80歳すぎてから来て、まだ楽しいという不思議な空間でした。80歳になってもまだ遊んでいられるんだっていう見本を示したことになるかな」と笑顔でコメントした。

齊藤工 コメント

親愛なる夕張の皆様、今年も素晴らしい映画祭をありがとうございました

皆様の暖房よりも暖かい歓迎に対し
再び作品と共に「ただいま」と言える様精進して来たつもりです
そんな皆様に支えられ作った「blank13」が
夕張の皆様によって評価して頂けた事はこの上ない歓びです

しかし本当に評価されるべきは映画祭スタッフ、学生ボランティアスタッフ、夕張市民の皆さんの方です

あなた方がいなかったら多くの作品が路頭に迷います
多くの映画人が行き場を失います

皆様に心から感謝しています

この度の受賞
我が最高のスタッフ・キャスト陣と
喜びを分かち合いたいと思います
そしてまた
次の「ただいま」の活力になりました。

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読者の反応

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中沢健 (作家・UMA研究家)7月26日に、新刊『となりのUMAランド』が発売!! @nakazawatakeshi

映画ナタリーにも「大怪獣チャランポラン祭り 鉄ドン」ゆうばり市民賞受賞の様子が!
みんな、いい笑顔!! 

https://t.co/znOjmyYo8u
https://t.co/1AWZsMtIIM

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