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坂本龍一「全てさらけ出した」、11月にドキュメンタリー公開決定

2023

「RYUICHI SAKAMOTO DOCUMENTARY PROJECT(仮題)」

「RYUICHI SAKAMOTO DOCUMENTARY PROJECT(仮題)」

坂本龍一のドキュメンタリー「RYUICHI SAKAMOTO DOCUMENTARY PROJECT(仮題)」が、11月より東京・角川シネマ有楽町ほか全国にて公開される。

2012年から約5年にわたり実施した密着取材の様子を軸に、坂本の音楽的探求に迫っていく本作。劇中には、幼少期からの膨大なアーカイブ映像も収められている。2004年公開作「ロスト・イン・トランスレーション」の共同プロデューサーを務めたスティーブン・ノムラ・シブルがメガホンを取った。

このたび坂本からコメントも到着。坂本は「官邸前のデモや、東北ユースオーケストラとのコンサート、そしてガンがわかって映画制作のスケジュールに大きな変更が余儀なくされても、僕の側にはいつもカメラがあった。プライベートスタジオも、自宅のピアノ室も、全てさらけ出した」と明かしている。

坂本龍一 コメント

2012年にNO NUKES 2012を撮影できないか?とスティーブン・ノムラ・シブルという映画制作者から連絡が入った。それ以来、官邸前のデモや、東北ユースオーケストラとのコンサート、そしてガンがわかって映画制作のスケジュールに大きな変更が余儀なくされても、僕の側にはいつもカメラがあった。スティーブンは僕に何を見たんだろう? プライベートスタジオも、自宅のピアノ室も、全てさらけ出した。こんな映画に坂本の私生活を覗くという以上の意味はあるんだろうか? 果たして映画として「見れる」作品となっているんだろうか? いま、僕は完成が待ち遠しい。

スティーブン・ノムラ・シブル コメント

震災後、坂本龍一さんの音楽表現がどのように変わるのか、新たにどのような曲を書かれるのか、もしそこまで密着可能であれば、何かカタルシスが生じるのではないかとの思いが、この映画を作り始めるきっかけでした。ご病気の事もあり、本格的な作曲プロセスの記録を始めたのは撮影開始から4年後の事、長い撮影期間となりましたが、映画を通じて、映像と共に音楽や音の魅力を表現できればと、今も願っております。是非皆さまに劇場で音楽的カタルシスを体験して頂きたく思います。

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