MY FIRST STORYの記録映画公開、Nobuが武道館ライブ回想し「あのとき泣いてます」

ロックバンド・MY FIRST STORYのドキュメンタリー「MY FIRST STORY DOCUMENTARY FILM ー全心ー」の公開記念舞台挨拶が、東京・TOHOシネマズ 新宿で2月18日に行われ、メンバー4人と監督の木村和亮が登壇した。

本作は、2011年夏に結成されたMY FIRST STORYが、東京・日本武道館でライブを行うまでの約5年間の軌跡を追ったもの。劇中の印象的なシーンを尋ねられると、Hiro（Vo）はメンバー同士で意見をぶつけ合った岐阜でのライブ後の様子を挙げ、「僕があまりメンバーに対して強く言うことはないのですが、そういうシーンが撮られているという恥ずかしさもありまして。客観的に自分たちを見ることがあまりなかったので新鮮でした」と明かす。

続いてTeru（G）は47都道府県すべてを回ったツアーの最後、札幌でのライブを「メンバー4人で男泣きして。すべてが解き放たれた感じでした」と振り返った。またNobu（B）は武道館ライブの前に円陣を組んだことを回想し、「映画だとわからないのですが、あのときはみんな泣いてます（笑）」と照れ笑い。Kid'z（Dr）は「僕がトイレに行っている間にウーロン茶の中に鍋の汁をHiroに入れられまして（笑）。しょうもない話ですけど、けっこう覚えていますね」と、メンバーのオフの顔まで追った本作の見どころを伝えた。

長きにわたってバンドに密着した木村は「MY FIRST STORYはミステリアスな部分が多いバンドだと結成当初から思っていたので、それがこの映画でみんなのもとに届いて、Hiroも言っていた“夢の舞台”へ皆さんと一緒に歩み続けることができたらと思っています」と本作に込めた思いを語る。最後にHiroは「この映画で自分たちもひと区切りを付けられたんじゃないかと思っています」と胸の内を明かし、「これから先5年、10年、もっともっと自分たちのやりたいように、何にも気兼ねなく音楽を作れると思っています。僕たちは勝手に進んでいくと思うので、その進化の過程を見守っていてください」とファンに向けてメッセージを送った。

「MY FIRST STORY DOCUMENTARY FILM ー全心ー」は、3月2日までTOHOシネマズ 新宿ほか全国で上映される。