浅野忠信が語る、スコセッシ監督作「沈黙」は「希望に満ちあふれたもの」

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1月21日に公開を控えるマーティン・スコセッシ監督作「沈黙-サイレンス-」。本作で通辞役を務めた浅野忠信のコメントが到着した。

「沈黙-サイレンス-」

「沈黙-サイレンス-」

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遠藤周作の小説「沈黙」をもとにした本作は、キリシタン弾圧が激化する17世紀の日本を舞台に、師と仰ぐ神父フェレイラを探しに長崎を訪れた宣教師ロドリゴとガルペの苦難を描くヒューマンドラマ。

「沈黙-サイレンス-」

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浅野は、ロドリゴに棄教を迫る通辞というキャラクターを「軽やかだったり、調子のよさもありつつ、同時に空しさがあったり、『お前の信じていたものを、もう一度、俺に見せてくれ』という挑み方があったりする」と分析する。また、ロドリゴ役のアンドリュー・ガーフィールドとの思い出を「(撮影現場の)台湾に着いたときから、彼は演じる役として僕に接してきて『お前だけは許さない』という雰囲気だった。まだ全然撮影も始まっていないのに」と笑いながら振り返り、「彼は常にその状況に応じたリアリティにもとづいているので、予想外の動きが多々ある。それに反応しないと、僕も嘘っぽくなる。突然彼が逃げ出したりすると、僕は追いかけて押さえつけるしかない」と続けた。

「沈黙-サイレンス-」メイキングカットより、マーティン・スコセッシ。

「沈黙-サイレンス-」メイキングカットより、マーティン・スコセッシ。[拡大]

浅野は、スコセッシから「これは僕がフィルムで撮る最後の作品になるかもしれない」と明かされたという。そんな本作を「映画を撮り続けてきた人があきらめずに取り組んだ作品で、フィルムの魅力に興味がある人にはぜひ注目してもらいたい」とアピールし、「俳優としても1人の男としても、こんなに希望に満ちあふれたものがあるのかと今でも思っています」と熱を込めて語った。

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