「ウンタマギルー」高嶺剛の監督最新作「変魚路」が2017年1月公開

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「ウンタマギルー」で知られる高嶺剛の監督最新作「変魚路」が、東京のシアター・イメージフォーラムにて公開される。

「変魚路」

「変魚路」

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「変魚路」ポスタービジュアル

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「変魚路」は、自殺志願者たちの“生き直し”事業を営むタルガニとその親友パパジョーを軸にした物語。禁制の媚薬を盗んだ嫌疑をかけられ、暮らしていたパタイ村を脱出する羽目となった2人の姿が描かれる。

主演を務めるのは「ナビィの恋」の平良進と「深呼吸の必要」の北村三郎坂田明が所属するグループ・ARASHIや大城美佐子らが音楽を担当した。

高嶺は「いまここにしかない沖縄の空気を描くことに挑戦した。たとえば、即興鼻唄を唄いながら路地裏を歩くタルガニ(平良)、海辺で島唄「下千鳥」を唄うカメ(大城)などがかもし出す、風景に漂う“地の匂い”をカメラが忠実に吸いとることを願った」とコメントしている。

「変魚路」は2017年1月14日より上映。なお高嶺の過去作を集めた特集も同時開催される予定だ。

※高嶺剛の高は、はしごたかが正式表記

高嶺剛 コメント

映画「変魚路」のウチナー口監修の北村三郎さんから「むどぅるちゅん(思考停止状態)」という言葉を教えてもらった。私は「頭がカラになる」と意訳して、それをキーワードに、撮影場所を沖縄に限定して、一生懸命デジタル映画の作業をした。
2013年から撮影と編集をほぼ並行して行った。あらかじめ用意された内容を、役者さんやスタッフに、それぞれ思うように解釈してもらい、それに私が手を加えた。

今回のデジタル映画は作業が作業を生んでいくので、各作業の見直しは、自分の頭の見直し作業でもある。そのようなことを3年の間繰り返して映画は完成した。
私は、沖縄で映画をつくる時に踏まえておくべき様々な約束事──言葉・時間・場所・記憶・歴史・風俗・文化・世相・物・人間関係・話のスジ、それらを統一してそのままなぞることは、なるべく避けた。
私は、いまここにしかない沖縄の空気を描くことに挑戦した。たとえば、即興鼻唄を唄いながら路地裏を歩くタルガニ(平良進)、海辺で島唄「下千鳥」を唄うカメ(大城美佐子)などがかもし出す、風景に漂う“地の匂い”をカメラが忠実に吸いとることを願った。

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(c)「変魚路」製作委員会

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