天龍源一郎「冥土の土産にいいものができた」、引退までを追った記録映画完成

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LIVE FOR TODAY-天龍源一郎-」の完成披露舞台挨拶が11月15日、東京のユナイテッド・シネマ豊洲にて行われ、天龍源一郎、監督の川野浩司が登壇した。

「LIVE FOR TODAY-天龍源一郎-」完成披露試写会の様子。左から天龍源一郎、川野浩司。

「LIVE FOR TODAY-天龍源一郎-」完成披露試写会の様子。左から天龍源一郎、川野浩司。

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天龍源一郎

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本作は、“ミスタープロレス”の異名を持つプロレスラー・天龍の、2015年2月の引退発表から11月に行われた引退試合までを追うドキュメンタリー。引退以来、一般客の前に姿を現すのはちょうど1年ぶりになる天龍は「お久しぶりです! 大観衆の前に出るのは久しぶりで緊張してますけど、今日はよろしくお願いします」と挨拶。

川野浩司

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自身が映画になることについての感想を問われると、「最初はホントに気恥ずかしかった。『なんで俺なんだ』というのが正直なところで。だけど今にして思うと、冥土の土産にいいものができたかなと思ってます(笑)。あの世に行ったら(ジャイアント)馬場さんとジャンボ鶴田に(いい作品ができたことを)伝えたい」と、今は亡き師匠とライバルの名前を挙げた。

実際に天龍と接した感想について川野は「プロレスファンだったので最初は緊張しかなくて、『まずいな』と思って、(途中から)監督と出演者として接するようにしましたね。20年ぐらい映画界にいるので、その意地をぶつけてみようかなと」とコメント。その意気込みを受け、天龍は「最初は控室をウロチョロしてる監督を見て『なんなんだよ』って思ってたけど、途中からは『俺のために一生懸命撮ってくださるんだな』と感じてコミュニケーションを取るようになった」と振り返った。

ナレーションを担当した染谷将太。

ナレーションを担当した染谷将太。[拡大]

ここで本作のナレーションを担当した染谷将太からのメッセージ動画が上映される。染谷は映画の感想について「プロレスラー・天龍源一郎としてだけじゃなく、1人の男として、1人の父としての天龍さんの姿を、カメラを通して見ることで、とても豊富なものをもらったと言いますか。豊かな人生を見れた気がして、満たされました」と語る。さらにこれから作品を観る人に対し「プロレスファンの方もそうじゃない方も感動できる内容になってると思います。これをきっかけに、天龍さんのこともプロレスのことも、『ここに感動がある、ここに人間ドラマがある』ということを皆さんで広めてくれたらうれしい」とメッセージを送った。

「LIVE FOR TODAY-天龍源一郎-」

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最後に天龍は「(映画から)いち人間が生き抜いていく生き様を感じ取っていただいて、皆さんの明日の英気とか、家族や仲間を思いやる気持ちになれば」と来場者にメッセージ。続けて川野も「会場に行かれたことがある方は去年の今頃(の引退試合)のことを思い出し、行かれてない方は疑似体験ができると思う。ぜひ楽しんでほしい」とまとめ、舞台挨拶は終了した。

「LIVE FOR TODAY-天龍源一郎-」は2017年2月4日より東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次公開。

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(c)2016天龍プロジェクト

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