杏の主演作「オケ老人！」キャスト集結、監督「僕にとってのアベンジャーズ」

本日10月26日、「オケ老人！」のプレミア試写会が東京・浜離宮朝日ホールにて行われ、キャストの杏、黒島結菜、坂口健太郎、笹野高史、左とん平、小松政夫、石倉三郎、藤田弓子、茅島成美、監督の細川徹、原作者の荒木源が登壇した。

「オケ老人！」は、杏演じる高校教師・小山千鶴を軸にした音楽コメディ。彼女が勘違いから入団した老人だらけのアマチュアオーケストラ・梅が岡交響楽団の活躍を描く。

杏は「バイオリンは半年間練習しました。指揮はもう少し短かったんですけど、両方とも難しかったです」と述懐。藤田は杏の指揮を「『ついて来い！』っていう感じで本当に素晴らしかったです」と絶賛し、小松に対し「私たち安心してできましたよね？」と振ると、小松も「そりゃあもう」と強く同意する。

笹野扮する野々村の孫・和音を演じた黒島は「ずっと（笹野を）テレビで観ていたので、共演できると聞いたときはすごくうれしかったです。撮影が一緒のときは、楽しくて笑いをこらえるのが大変でした」と回想。笹野が「私の話ですか？」とボケてみせると、石倉は黒島に「耳が遠いんだからもっと大きな声で言わないと」とアドバイスする。また坂口は「吸い取られるというか……押される瞬間はありましたね」と共演者たちの高いテンションについていけなかったことを明かし、会場の笑いを誘った。

MCから撮影現場の雰囲気を聞かれた細川は「ぐちゃぐちゃなんですよ。今もちゃんと並ばないしね」と笑顔を見せる。続けて「子供の頃から見てたスターの皆さんがこれだけそろうことはなかなかない。僕にとっての“アベンジャーズ”です」と話し、「バカみたいなシーンを撮ってるときでさえグッときて。本当に幸せですね」と喜びを語った。

自由気ままなトークが繰り広げられた本日のイベント。杏は「皆様、ご覧の通りこんなチームです」と冗談交じりに述べたあと、「笑いと涙にあふれた作品です。こんな歳の重ね方をしたいと思えるお手本をたくさん見つけることができると思います」とメッセージを贈り、イベントの幕を引いた。

「オケ老人！」は11月11日より全国ロードショー。