「永い言い訳」ローマで上映、本木雅弘「映画がつないでくれるものは素晴らしい」

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永い言い訳」がイタリアの第11回ローマ国際映画祭オフィシャルセレクションに正式招待され、主演の本木雅弘と監督の西川美和が参加した。

左から本木雅弘、西川美和。

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左から本木雅弘、西川美和。

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本作は、西川の同名小説をもとにしたヒューマンドラマ。突然の事故で妻を失うも悲しむことができずにいる作家・衣笠幸夫が、同じ事故で母を失った兄妹とその父親との交流を通して再び亡き妻と向き合うさまを描く。

本木と西川は、まず現地時間10月18日、レッドカーペットに登場。西川は「文化も違いますし、どのように主人公の人物像を捉えられるのかということが、半分怖いような気持ちです」と緊張の面持ちで語る。

左から西川美和、本木雅弘。

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続いて行われた公式上映では、400席の会場が満席に。2人は上映終了後にステージに上がった。本木は「イタリア語で挨拶しようと思っていましたが、映画に夢中になって、すっかり忘れてしまいました」と冗談交じりに挨拶。続けて「こんなに自分の国とは離れた場所で上映されて、皆さんが物語に集中してくださっている。映画がつないでくれるものというのは素晴らしいと改めて実感しました」と感動を述べる。また西川について本木は「だいたいの方が、(西川は)見られたくない感情を暴き出す作風の監督だと思っているかもしれません。今回そんな西川さんの作品が、絆が壊れていく話ではなく、そこから他者とつながっていき、人間が変わっていくきっかけが生まれるという優しさが加わっているところが新鮮に思えました。ご一緒してとてもよかったと思っています」と話した。

同映画祭の招待作品としては唯一の日本映画である本作。観客賞の結果は10月22日に発表される。

「永い言い訳」は全国で公開中。

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(c)2016「永い言い訳」製作委員会

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