イザベル・ユペール「アスファルト」予告編、団地を舞台に孤独な男女6人の交流描く

イザベル・ユペールが主演を務めた「アスファルト」の予告編がYouTubeにて公開。あわせてポスタービジュアルが解禁された。

本作は、フランス郊外の古びた団地を舞台に、孤独を抱えた3組6人の老若男女が織りなす人間ドラマ。車椅子生活を送る冴えない中年男性とわけあり気な看護師、鍵っ子のティーンエイジャーと全盛期を過ぎた女優、団地の屋上に不時着したNASAの宇宙飛行士とアルジェリア系移民女性、それぞれの出会いや育まれる絆が描かれる。「歌え！ジャニス・ジョプリンのように」のサミュエル・ベンシェトリが監督と脚本を担当。落ちぶれた女優役を務めたユペールのほか、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、マイケル・ピット、監督の実子ジュール・ベンシェトリらが出演している。

このたび公開された予告編は、男女3組それぞれの偶然の出会いから始まる。車椅子の男性は看護師に自身を写真家だと語り、宇宙飛行士を自室に招き入れた女性は家庭料理を振る舞う。その後も年齢や職業、国籍の違う人々が交流を深めていく様子が映し出されていく。

「アスファルト」は、6月24日から27日まで東京・有楽町朝日ホールとTOHOシネマズ 日劇で開催されるフランス映画祭2016にて先行上映。ユペールは映画祭の団長として来日を予定している。その後、9月3日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で順次公開。