松本幸四郎、「ジャングル・ブック」で主人公導くクロヒョウ役の吹替担当

ディズニーの実写映画「ジャングル・ブック」の日本語吹替版で、松本幸四郎が主人公を導くクロヒョウの声を担当することが発表された。

本作は、ノーベル賞作家ラドヤード・キプリングの児童文学を「アイアンマン」のジョン・ファヴローが映画化した冒険エンタテインメント。ジャングルで育った人間の少年モーグリと、彼を取り巻く動物たちの物語を描く。

松本が演じるクロヒョウ・バギーラは、モーグリを優しく、ときに厳しく導く重要なキャラクター。中学生の頃に“クロヒョウ”という愛称で呼ばれていた松本は、今回のオファーに際し「驚きはしたが、違和感なく受け入れられました」と言う。バギーラについては「モーグリにとっての、恩師とか親とか先輩とか教師である存在」と説明し、「僕もクロヒョウと呼ばれてはいましたが、バギーラのような立派なクロヒョウではないです。映画の中には僕にそっくりなちょっとダメな動物もたくさんいました。ただ、この映画でいろいろな動物たちを見ていると、ダメはダメなりに、生きていることそのものが素晴らしいんだなと思いますね」と述べた。

バギーラの声だけでなくナレーションも担当している松本。本作の映像美に「総毛立つほどの驚きを覚えた」とコメントし、「原作やディズニーのアニメーション版も思い出したんですが、今回の『ジャングル・ブック』はほぼ完成品と言っていいんじゃないかなと思います」と絶賛している。

「ジャングル・ブック」は8月11日より全国ロードショー。