浅野忠信「僕は運がいい」批評家大賞受賞に笑顔、多部未華子は放心

第25回日本映画批評家大賞実写部門の授賞式が本日5月26日、東京・東京芸術劇場にて開催され、主演男優賞に選ばれた浅野忠信、主演女優賞の多部未華子が登壇した。

日本映画批評家大賞は、映画界を励ます目的のもと現役の映画批評家たちが選定する映画賞。黒沢清が監督を務めた「岸辺の旅」での演技が評価された浅野は「今も撮影中なんですがつらくて、監督に『帰らせてくれ』って頼んだりとか情けないことをしてしまっていて……このような賞をいただき、改めてがんばらなきゃいけないなと感じています」と心境を述べる。

また「素晴らしい監督やスタッフに恵まれて、何より僕は運がいい」と笑顔で振り返り、「カンヌで賞までいただいて」と先日まで開催されていた第69回カンヌ国際映画祭のある視点部門で審査員賞に輝いた主演作「淵に立つ」についても言及した。

一方、綾野剛や松坂桃李らと共演した「ピース オブ ケイク」で同賞を受賞した多部は、2005年の第15回日本映画批評家大賞で新人賞を獲得していることに触れ「そのときは、まさかこの場所に戻ってこれるとは思ってもみなくて……何でここにいるんだろうって今ぼーっとしています」と挨拶し、会場を和ませる。

続けて「素晴らしい作品にしたいという思いを抱えて、多くの人と一緒に映画制作に携わることができて幸せです。これからも日々精進して、苦しんで、でも楽しんで自分らしく作品と関わっていきたい」と意欲を明かした。

なお映画ナタリーでは、表彰式全体の様子を追ってレポートする。

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