ジャック・リヴェット追悼プロジェクト、12時間超の監督作上映に向けて支援募る

2016年1月に逝去したフランスの映画監督ジャック・リヴェットの追悼プロジェクトが始動。監督作「アウト・ワン」の日本語字幕付き上映の実施に向けて、現在クラウドファンディングサイトMotion Galleryにて8月12日まで支援を募っている。

1971年に発表された本作は、「大人は判ってくれない」で知られるジャン＝ピエール・レオや「セリーヌとジュリーは舟でゆく」のジュリエット・ベルト、ビュル・オジェらが共演した人間ドラマ。オリジナルは上映時間12時間40分を超える大作だ。

このプロジェクトは字幕制作や劇場レンタル、上映のための資金調達をするもので、リターンには本作の鑑賞券や映画祭準備会議の参加権、ポストカード、公開記念トークイベントの優先入場券などが用意されている。

なおリヴェットの長編デビュー作「パリはわれらのもの」デジタルリマスター版が、6月24日から27日まで東京で開催されるフランス映画祭2016で上映される。