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日活ロマンポルノ新作を塩田明彦、白石和彌、園子温、中田秀夫、行定勲が監督

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左から塩田明彦、白石和彌、園子温、中田秀夫、行定勲。

左から塩田明彦、白石和彌、園子温、中田秀夫、行定勲。

日活ロマンポルノの製作開始45周年を記念し、「ロマンポルノリブートプロジェクト」が始動するのは既報の通り。このたび同プロジェクトで新作制作に挑む監督陣が発表され、塩田明彦白石和彌園子温中田秀夫行定勲の参加が明らかになった。

「ロマンポルノリブートプロジェクト」は、新作製作と旧作の上映を通してロマンポルノ鑑賞の場を拡大することを目的とするもの。“10分に1回絡みのシーンを作る”、“上映時間は70分から80分程度”、“全作品が同じ製作費”、“撮影期間が1週間程度”といった既存のルールに加え、新作プロジェクトでは“これまでロマンポルノ監督経験のない人”、“オリジナル作品であること”が新たな条件として追加されている。

監督陣の発表にあわせ、作品ラインナップも明らかに。塩田は“バトル”、白石は“社会派”、園は“アート”、中田は“レズビアン”、行定は“ロマンス”をテーマとした作品を手がけるとのこと。これらの作品は「新作製作 powered by BS スカパー!」と銘打った企画として制作され、東京・新宿武蔵野館にて今冬より順次公開されるほか、BSスカパー!にてR15+版の放映も予定されている。各作品の概要は以下の通り。

ロマンポルノリブートプロジェクト

塩田明彦×バトル

監督・脚本家の大和屋竺に師事していた塩田。神代辰巳をリスペクトしながら、奔放な女と翻弄される男の躍動感あふれる駆け引きを軽妙に描く。

白石和彌×社会派

現代社会を生きる女たちをジャーナリスティックな視点で描き、田中登監督作「牝猫たちの夜」にオマージュを捧げる。

園子温×アート

極彩色のファンタジックな世界観で、少女の妄想と現実が入り乱れる物語を、アナーキーかつ過激な表現で描出する。

中田秀夫×レズビアン

日活で助監督としてロマンポルノの現場で経験を積んできた中田が、初めてロマンポルノを監督。師匠・小沼勝へ敬意を込め、旧作の魂を継いだレズビアンの世界に挑む。

行定勲×ロマンス

自身がこれまで描き切れなかった愛の本質、すなわち性愛を、切なく官能的な大人の愛を通して描く。

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