松田龍平のデス声を「モヒカン故郷に帰る」監督が絶賛、「面白くなると確信した」

「モヒカン故郷に帰る」の監督・沖田修一が、劇中に登場するデスメタルバンド・断末魔のライブシーンの裏側について語った。

本作は恋人の妊娠をきっかけに帰郷した売れないバンドマン・永吉が、余命幾ばくもない父・治のために奮闘する姿を描くコメディ。永吉を松田龍平、治を柄本明が演じ、前田敦子、千葉雄大、もたいまさこらが脇を固める。

永吉が率いる断末魔のライブシーンは、広島市内のライブハウスで撮影された。沖田が書き下ろした楽曲にて“デス声”を披露し、観客役のエキストラたちを熱狂させた松田。沖田は「まさに思い描いていた永吉。松田さんのパフォーマンスを観た瞬間に、この映画は絶対に面白くなるって確信しました」と松田を絶賛する。さらに、「デス声の出し方というのがあって（笑）。下手な出し方を続けているとのどを潰してしまうので、かなり練習してもらいました。映画の中でもちょっと出てきますが、デス声でドレミファソを歌うんです」と説明。ライブシーン撮影日の前日、広島のホテルには松田の練習するデス声が響いていたそうだ。なお沖田は、本作の音楽を担当した池永正二が率いるバンド・あらかじめ決められた恋人たちへの楽曲「gone feat.曽我部恵一」のミュージックビデオで監督を務めている。

「モヒカン故郷に帰る」は3月26日に広島にて先行公開、4月9日より全国拡大ロードショー。