小出恵介が木村文乃と決死の覚悟で中学生役熱演、「十字架」初日舞台挨拶

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重松清の小説を映画化した「十字架」の初日舞台挨拶が、東京・有楽町スバル座にて2月6日に行われ、小出恵介木村文乃永瀬正敏富田靖子小柴亮太、監督の五十嵐匠が登壇した。

「十字架」初日舞台挨拶にて、左から小柴亮太、富田靖子、木村文乃、小出恵介、永瀬正敏、五十嵐匠。

「十字架」初日舞台挨拶にて、左から小柴亮太、富田靖子、木村文乃、小出恵介、永瀬正敏、五十嵐匠。

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「十字架」ポスタービジュアル (c)重松清/講談社 (c)2015「十字架」製作委員会(アイエス・フィールド ストームピクチャーズ BSフジ)

「十字架」ポスタービジュアル (c)重松清/講談社 (c)2015「十字架」製作委員会(アイエス・フィールド ストームピクチャーズ BSフジ)[拡大]

重松が吉川英治賞を受賞した同名小説を原作とし、「地雷を踏んだらサヨウナラ」「長州ファイブ」の五十嵐がメガホンを取った本作。いじめが原因で自殺した少年・フジジュンの遺書に“親友”と記された主人公・ユウ、自身の誕生日が彼の命日となったサユら同級生、そして遺族たちの20年間にわたる苦悩をたどる。

「十字架」 (c)重松清/講談社 (c)2015「十字架」製作委員会(アイエス・フィールド ストームピクチャーズ BSフジ)

「十字架」 (c)重松清/講談社 (c)2015「十字架」製作委員会(アイエス・フィールド ストームピクチャーズ BSフジ)[拡大]

ユウ役の小出とサユ役の木村は中学時代のパートも自ら演じたが、小出は「ハードルを越えるとか以前に無理だろうと思った!」と五十嵐からの要求を嘆いた。そして「同世代の文乃ちゃんも演じると言ったので、『一緒に心中だ』と思って話を受けました(笑)」と振り返ると、木村から「私は小出さんの4つ下ですけどね(笑)」と念を押される。また五十嵐の監督作「アダン」で映画初出演を果たした木村は「今こうやって10年越しで一緒にステージに立てていることがとてもうれしいです」と述べ、「サユを演じるにあたって、私には足りないピースが多くありました。でも監督を信頼して話を聞くことで、そのピースが私の中で埋まっていきました」と思いを口にした。

「十字架」 (c)重松清/講談社 (c)2015「十字架」製作委員会(アイエス・フィールド ストームピクチャーズ BSフジ)

「十字架」 (c)重松清/講談社 (c)2015「十字架」製作委員会(アイエス・フィールド ストームピクチャーズ BSフジ)[拡大]

フジジュン役の小柴は「皆さん、僕は今元気にしています!」と役柄に絡めて挨拶し、「いじめの撮影がずっと続くつらいロケでしたが、撮影が終わるといじめる側の役の子たちが抱き寄せてくれたり、声をかけてくれたり、人の優しさを感じた撮影現場でした」と温かい言葉を紡ぐ。フジジュンの父親役で出演した永瀬は「僕には子供がいないので、子供を持つことなどを富田さんによく聞いていました」と役作りの一端を明かす。また台湾南部で現地時間2月6日に発生した大地震に触れ、「今朝、僕の大好きな台湾で大きな地震が起きました。台湾に映画で関わったことがあるので、日本から台湾の人々に思いを寄せます」と語った。

最後に五十嵐は、“中学生の自殺”という重いテーマを取り扱っている作品だけに、公開初日を無事に迎えられたことへ感謝する。また「映画を作るとき、僕は祭りをイメージします。最初は1人が踊り始め、いつの間にか1000人以上の人が踊り狂う。この映画はそのようにして、多くの映画人に支えられ作り上げられました」と熱を込めて話した。

「十字架」は、有楽町スバル座ほか全国で上映中。

※動画は現在非公開です。

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読者の反応

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がー@嫌われるほど猫が好き @gaa_aa

小出くん、知らんうちに順調に年取っていってるわー。
ってことは小池くんもちゃんとおじさんになっていくのかね。

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