向井理「本当に自由な人だった」、水木しげるお別れの会に松下奈緒、浅野忠信ら出席

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昨年11月に逝去した水木しげるを偲ぶ「水木しげるサン お別れの会」が、本日1月31日に東京・青山葬儀所にて行われた。

京極夏彦がデザインした祭壇。

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左から京極夏彦、武良布枝、荒俣宏。

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関係者のみで行われた「お別れの会」第1部では、京極夏彦による挨拶のあと、発起人代表の荒俣宏が水木の功績を紹介。続いて水木とは貸本時代から付き合いがあったというさいとう・たかを、テレビアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の1・2作目で鬼太郎の声を担当した野沢雅子らが水木への思いを口にしていく。そして最後に水木の妻・武良布枝が来場者へ感謝を述べ、「まだまだ頭の中には構想があったはずです。それらが日の目を見なかったことはとても残念」「とはいえ主人がいる、あちらの世界にはきっとマンガのタネがたくさんあって、たくさんストーリーを思い付いているでしょう。だって生前から妖怪やあの世とは親しかったのですから。発表できなかった作品だけでなく、新しいマンガをあの世の読者に読んでもらっているかもしれません。きっとそうだと思います。生前は水木しげるを温かく見守ってくださってありがとうございました。今、主人もきっとこの会場にいて、皆様に感謝申し上げていることと思います」と語った。

左から向井理、松下奈緒。

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浅野忠信

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終了後の囲み取材には、ウエンツ瑛士浅野忠信向井理松下奈緒中川翔子らが出席。実写映画「ゲゲゲの鬼太郎」「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」で鬼太郎を演じたウエンツは「神妙な面持ちでいる僕らをどこかでケラケラ笑っているような、そんな声が聞こえてきそうな会でした。(水木には)ゆっくりと休んでいただくと同時に、向こうでたくさんの妖怪たちと戯れてほしいなと思います」と、CMで「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクター・ねずみ男役を務めた浅野は「本当にたくさんの夢を与えていただいたので、それをきちんと受け止めていきたい」と話す。またテレビドラマ「ゲゲゲの女房」で水木夫妻を演じた向井理、松下奈緒はそれぞれ「本当に自由な人だったと思う。あちらの世界で、好きなものを食べて、飲んでほしい」「水木しげるさんの奥様に一瞬でもなれたのは、今でも『素敵な経験をさせてもらった』という気持ち」と涙をにじませながらコメントした。

第1部終了後には、誰でも参加できる第2部も執り行われ、多くのファンが来場。献花台に花を供えたほか、水木へメッセージを送ることができるという妖怪ポストに手紙を投函する姿も多く見られた。

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