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黒沢清によるフランス映画「ダゲレオタイプの女」、2016年秋に全国公開

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「ダゲレオタイプの女」

「ダゲレオタイプの女」

黒沢清が監督を務めた初の海外作品「La Femme de la Plaque Argentique(原題)」の邦題が「ダゲレオタイプの女」に決定。あわせて2016年秋に全国公開されることが明らかになった。

全編フランス語で撮影された本作は、1839年に発明された写真撮影法であるダゲレオタイプを主要なモチーフにしたホラーラブストーリー。ひょんなことから写真家ステファンの弟子となったジャンは、同家の娘マリーに心惹かれていく。そしてジャンは、長い時間器具に固定され写真の被写体の役を果たしているマリーが、屋敷で首を吊って自殺したステファンの妻ドゥニーズの二の舞にならないよう、屋敷の外へ連れだそうと試みる。

主人公のジャンを「預言者」「パリ、ただよう花」のタハール・ラヒムが、マリーを「すべてが許される」「女っ気なし」のコンスタンス・ルソーが演じる。またステファン役にはダルデンヌ兄弟の監督作に多数出演しているオリヴィエ・グルメ、ステファンの友人ヴァンサン役にはフランス映画のみならずハリウッド映画への出演も目立つマチュー・アマルリックがキャスティングされた。

カンヌ国際映画祭など海外でも自作が高く評価されてきた黒沢は、「初めてフランスで映画を撮りました。日本と何か大きく違うことがあるんじゃないかと最初は心配しましたが、杞憂でした。映画はやはり世界共通言語のようです」と撮影を振り返る。また「日本の怪談にならったホラーとラブ・ストーリーを組み合わせた物語を、フランス人スタッフもキャストもたちどころに理解し、全ての作業がスムーズに進みました。そして、一本の見紛うことのないフランス映画ができあがりました」とコメントを寄せた。

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