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佐藤健「今年は僕にとって猫年」、「世界から猫が消えたなら」完成報告会で意気込む

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佐藤健

佐藤健

「世界から猫が消えたなら」の完成報告会が本日1月20日、東京・秋葉原UDXシアターにて行われ、主演の佐藤健、原作者の川村元気、監督の永井聡、製作を務める市川南、春名慶が登壇した。

川村によるLINE連載小説をもとに、北海道、東京、アルゼンチンのブエノスアイレスなどで撮影が行われた本作。自分と同じ姿の“悪魔”と、この世界から大切なものをひとつ消すこととひきかえに1日の命をもらえる、という契約を結んだ余命わずかな郵便配達員の“僕”が決断を重ねていく姿を追う。佐藤が主人公と悪魔の2役を演じるほか、彼のかつての恋人に宮崎あおいが扮する。

最初にマイクを握った佐藤は、「僕の家は僕が生まれる前から、猫を飼っていました。もし世界に猫がいなかったら、僕は全然違う人格になっていたと思います」と作品の題名に絡めつつ挨拶。大の猫好きだと語る永井は「自分が大好きだった脚本家、音楽家、カメラマン、そして佐藤健くんと仕事ができて光栄に思っています」と完成を迎えた現在の心境を語る。

原作のほかにキャスティングにも携わっている川村は「日本で郵便配達員と悪魔の2役、つまりシリアスとコミカル両方できる俳優と考えたとき、佐藤健くんしか思いつかなかった」と佐藤への厚い信頼をのぞかせる。両極端なキャラクターを1人で演じることになった佐藤は「チャンスとピンチが同時に来たな、と思いました」と述懐。続けて「俳優は2役と聞くといろいろとやりたがりすぎてしまう。そこを監督がうまく調整してくれた」と撮影時を振り返った。

悪魔を演じるにあたり「ティム・バートン(の映画に出てくるキャラクター)並みの特殊メイクをしたかった」と語る佐藤は、「それを監督に伝えたら、『いや、そういうんじゃないんですよね』と言われて……」と残念そうな様子を見せる。その言葉に対して川村が「でも、特殊メイクはしてるんですよ。悪魔のとき指がちょっとだけ長いんです。それによって人間ならざるものの雰囲気が出ていて。そういうディテールのアイデアを出す俳優ってほかにいないから、すごい面白かった」と裏話を明かす。川村の言葉を受けた佐藤は「本当に特殊メイクがしたくて、それがどんどんどんどん削られていってしまい、最後に指だけが残りました」とこぼし、報道陣の笑いを誘う。

アルゼンチンでの撮影に関して佐藤は「楽しく旅行をしているシーンだったので、仕事を忘れて楽しもうと思いました」とコメント。一緒に同地へと赴いた宮崎とのエピソードを聞かれると「2週間アルゼンチンにいたんですけど、和食が食べたすぎて。ネットで和食の画像を検索して、それを2人でずっと見ていました」と現地での様子を明かす。最後に佐藤が「今年は申年ですが、僕にとっては猫年です」と本作にかける意気込みを力強く語った。

「世界から猫が消えたなら」は、5月14日より全国ロードショー。

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