「007」ロンドンプレミアにキャストら集結、ウィリアム王子＆キャサリン妃の姿も

「007」シリーズ最新作「007 スペクター」のロンドンプレミアがイギリス現地時間10月26日に開催され、ダニエル・クレイグらキャストや監督のサム・メンデスが登場。英国王室のウィリアム王子とキャサリン妃、ヘンリー王子も出席した。

同シリーズのロンドンプレミアにはこれまでに、「007／カジノ・ロワイヤル」の際にエリザベス女王陛下が、「007／慰めの報酬」の際にウィリアム王子とヘンリー王子が、「007 スカイフォール」の際にチャールズ皇太子とカミラ夫人が出席。世界最速上映となったこのイベントには、4000人の招待客や世界30以上の国と地域から集まったマスコミに加え、会場の外にも数千人のファンが詰めかけた。レッドカーペット中央の特設ステージに本作のオープニングに登場するメキシコの祝祭「死者の日」の巨大ガイコツオブジェが飾られたほか、アストンマーティンDB10などのボンドカーもお披露目された。

真っ先に登場したのは6代目ジェームズ・ボンドを務めるクレイグ。サインや記念撮影といったファンサービスをする姿に、歓声が飛び交った。クレイグは「素晴らしい人々の途方もないハードワークによって、この映画は完成した。だからこそ今夜は特別なんだ。そのみんなが集まって、自分たちの仕事を祝うことができるんだから。これから重要なのは観客だ。大勢の人がこの映画を観てくれる。とても誇りに思っているよ」とコメント。さらに自身4度目となるボンド役について「ボンドを演じるのは最高に楽しいことだから、このような作品で素晴らしい人々と一緒に仕事ができて光栄だった。キャストも才能がある人々ばかりだし、撮影クルーをはじめスタッフ一同が（それぞれの分野で）最高だった」と話し、最後に「エキサイティングな映画を作ったと感じているし、とても誇りに思っているから、皆さんに観ていただけるのが待ちきれないよ」とファンへメッセージを送った。

本作の2人のボンドガールのうち、レア・セドゥは「出演者は素晴らしい人ばかりでした。そしてもちろん、監督のサム・メンデスも素晴らしかった。私は彼の大ファンなんです。すべてが最高でした」と挨拶。そしてもう一方のモニカ・ベルッチは「『007』がイギリスの象徴だということは知っていましたが、今まさにそれを実感しています。ダニエル・クレイグは紳士でした。ジェームズ・ボンドとしてではなく、人間としてです」とクレイグを絶賛する。

最後にウィリアム王子とキャサリン妃が登場。レッドカーペット上で2人を迎えたクレイグと握手を交わし、本作の公開を祝福した。

「007 スペクター」は日本では11月27日、28日、29日に先行公開され、12月4日より全国ロードショーとなる。