第18回蓼科高原映画祭、小津安二郎が使用した山荘公開や交流イベントも

第18回小津安二郎記念・蓼科高原映画祭が、9月26日から27日にかけて長野・茅野市にて行われる。

蓼科高原映画祭は、映画監督の小津安二郎と脚本家の野田高梧が蓼科で数々の作品を執筆したことにちなみ始まったイベント。国内外の作品の上映、シンポジウムやトーク、短編映画コンクールなどを盛り込み、映画を通した文化・人的交流を図っている。

今年開催される第18回では小津の監督作「秋日和」「淑女と髯」を上映するほか、「東京物語」の朗読公演も実施。そのほか「ソロモンの偽証」や「ベイマックス」「繕い裁つ人」など多彩なラインナップが用意されており、小津が脚本執筆や映画関係者の接待の場所として使用した山荘・無藝荘が公開される。また、司葉子や片桐はいり、藤野涼子、板垣瑞生ら俳優陣、「ソロモンの偽証」の成島出ら監督がゲストとして登壇予定。26日には交流パーティも催される。上映やイベントのスケジュールなどは映画祭の公式サイトで確認を。

第18回小津安二郎記念・蓼科高原映画祭

2015年9月26日（土）～27日（日）長野県 電脳ひろばBELEC、茅野市民館、新星劇場、無藝荘ほか
＜上映作品＞
「秋日和」（デジタルリマスター版）
「淑女と髯」（活動弁士付き）
「東京物語」（朗読）
「ソロモンの偽証 前篇・事件」
「ソロモンの偽証 後篇・裁判」
「ベイマックス」（日本語吹替版）
「ぼんとリンちゃん」
「繕い裁つ人」
「柘榴坂の仇討」
「マンゴーと赤い車椅子」
「くちびるに歌を」
「キオリ」
「ラストムービー」
料金：前売り1回券 800円 / 当日1回券 1000円 / 回数券（1回券4枚綴り）3000円 / 大学生以下 各1回券より200円引き