北野武“ガードマンを増やし”、したコメ映画祭レッドカーペットに登場

本日9月19日、第8回したまちコメディ映画祭in台東が開幕し、東京・浅草公会堂前のレッドカーペットにビートたけしらが登場した。

これは9月22日まで東京の上野や浅草で開催される住民参加型映画祭の開会イベント。いとうせいこうが総合プロデューサーを務め、国内外から厳選されたコメディ映画を通じて同地域の魅力をアピールしていく。

5人組バンド・浅草ジンタを皮切りに、内海桂子、青空球児・好児、ポカスカジャンといった浅草にゆかりのある芸人が出席。台東区観光大使であるアニマル浜口も現れ、おなじみの「気合だー」を10連発で行うと、観客からは大きな歓声が。

続いて、「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」で特殊造型プロデューサーを務めた西村喜廣と、同作に出演している武田梨奈が登場。浅草在住だという西村が「ようやく出させてもらって本当にありがとうございます」と弾むように述べると、映画祭内で行われる「進撃の西村喜廣 特殊造型講義」にゲストとして出演する武田も「本当に、この映画祭に1度来てみたかったのでうれしい」と同調する。イベントの進行を務めるいとうとともに“心臓を捧げる”ポーズを取り、報道陣や観客の視線に応えた。

その後、香港のバドミントンコメディ「全力スマッシュ」の監督ヘンリー・ウォンと、ジョシー・ホーら同作のキャスト、タイ発のラブストーリー「すれ違いのダイアリーズ」の監督ニティワット・タラートーンらが観客の声援に応えながらレッドカーペットを歩む。ジム・キャリーとジェフ・ダニエルズのW主演によるコメディ「帰ってきたMr.ダマー バカMAX!」の監督ボビー・ファレリーはハリセンを持って登場し、娘のアンナといとうをハリセンで叩きご満悦の様子を見せる。

最後に、同映画祭でコメディ栄誉賞を受賞した北野武が人力車に乗って現れると、観客からは「お帰りなさい！」の声が。コメント取りでは、「浅草は何十年もいた街。騙した女や金を借りっぱなしにしている奴もいるから、今日はガードマンを増やしている」と冗談交じりに語り会場の笑いを誘う。続けて「コメディは真面目な映画より神経を使う。苦労しているのに扱いが低いからなあ」とコメント。その言葉を受けたいとうは、「コメディがもっと評価されるようにしていきたい」と映画祭への思いを強くしていた。