ルイス・ブニュエル“メキシコ時代”の監督作を初BD化、ドキュメンタリー映像も収録

巨匠ルイス・ブニュエルが1960年代に手がけた「ビリディアナ」「皆殺しの天使」「砂漠のシモン」を収めた「ルイス・ブニュエル ≪メキシコ時代≫ 最終期 Blu-ray BOX」が、8月31日に発売される。

第14回カンヌ国際映画祭にてパルムドールに輝いた「ビリディアナ」は、悲運な人生を歩む修道女を追ったヒューマンドラマ。国際的に高い評価を受けるも、反宗教的な内容からイタリアほかで上映禁止になるなど物議を呼んだ。“シュールレアリスム映画の傑作”と称される「皆殺しの天使」は、ブルジョアの邸宅を舞台にした不条理劇。気力を失い幽閉状態に陥ったブルジョアたちの姿を映し出し、第15回カンヌ国際映画祭にて国際批評家連盟賞を獲得した。「砂漠のシモン」は、実在の人物をモチーフにした歴史映画。砂漠にそびえ立つ柱の上で、レタスだけを食べ日々神に祈りを捧げるシモンの修行の様子を捉えていく。

BOXには、「ビリディアナ」に関するドキュメンタリー映像のほか、四方田犬彦、野谷文昭、町田康らによる作品解説ブックレットを同封。3作品とも初Blu-ray化となり、同日には「ビリディアナ」「皆殺しの天使」の単品Blu-ray / DVDも発売される。

ルイス・ブニュエル ≪メキシコ時代≫ 最終期 Blu-ray BOX

2015年8月31日（月）発売
発売・販売元：IVC
価格：1万6200円