釜山国際映画祭がアジア映画ベスト100を選出、1位は日本の「東京物語」

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韓国の釜山国際映画祭がアジア映画の傑作100本を選出し、その1位に日本の「東京物語」が選ばれた。

「東京物語」(写真提供:SHOCHIKU / THE KOBAL COLLECTION / ゼータ イメージ)

「東京物語」(写真提供:SHOCHIKU / THE KOBAL COLLECTION / ゼータ イメージ)

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「アジアンシネマ100」と銘打たれたこのリストは、ジョナサン・ローゼンバウムやトニー・レインズ、蓮實重彦ら批評家や、モフセン・マフマルバフ、ポン・ジュノ、アピチャッポン・ウィーラセタクンら映画監督からなる73人の投票によって選出された。

「東京物語」のほか、黒澤明の「羅生門」や「七人の侍」、ウォン・カーウァイの「花様年華」、「大地のうた」「大河のうた」「大樹のうた」からなるサタジット・レイのオプー3部作などが名を連ねる上位11本の作品は、現地時間10月1日から10日にわたって開催される第20回釜山国際映画祭にて上映される。また、今回の投票結果からアジアの映画監督10傑も選出され、「東京物語」の監督である小津安二郎が1位に選ばれた。釜山国際映画祭は今後5年ごとにリストを更新し、隠れた名作や才能ある監督に光を当てる予定だ。

アジアンシネマ100 ベスト10(※カッコ内は監督)

1位 東京物語(小津安二郎)
2位 羅生門(黒澤明)
3位 花様年華(ウォン・カーウァイ)
4位 オプー3部作(サタジット・レイ)
5位 悲情城市(ホウ・シャオシェン)
6位 七人の侍(黒澤明)
7位 クーリンチェ少年殺人事件(エドワード・ヤン)
同数8位 田舎町の春(フェイ・ムー)
同数8位 長江哀歌(ジャ・ジャンクー)
同数10位 下女(キム・ギヨン)
同数10位 クローズ・アップ(アッバス・キアロスタミ)

アジアの映画監督 10傑

1位 小津安二郎
2位 ホウ・シャオシェン
3位 アッバス・キアロスタミ
4位 黒澤明
5位 サタジット・レイ
同数6位 ウォン・カーウァイ
同数6位 アピチャッポン・ウィーラセタクン
同数8位 ジャ・ジャンクー
同数8位 溝口健二
同数8位 エドワード・ヤン

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読者の反応

小林雅明 @asaakim

『田舎町の春』(フェイ・ムー)って、中国語圏を含む、この手のベスト選出で上位に選ばれがち?RT @Patrick_Orouet RT @eiga_natalie 釜山国際映画祭がアジア映画ベスト100を選出、1位は日本の「東京物語」 http://t.co/4fupv8EEkb

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