本木雅弘「呼吸しやすくなった」と心境明かす、「日本のいちばん長い日」初日挨拶

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本日8月8日、「日本のいちばん長い日」の初日舞台挨拶が東京・丸の内ピカデリーにて行われ、監督の原田眞人、キャストの役所広司本木雅弘松坂桃李神野三鈴が登壇した。

「日本のいちばん長い日」 初日舞台挨拶の様子。左から原田眞人、松坂桃李、役所広司、本木雅弘、神野三鈴。

「日本のいちばん長い日」 初日舞台挨拶の様子。左から原田眞人、松坂桃李、役所広司、本木雅弘、神野三鈴。

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役所広司

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半藤一利のノンフィクション書籍を映画化した本作。太平洋戦争末期を舞台に、戦争を終結させるため尽力した人々のドラマを描く。

本木雅弘

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原田は「すばらしいキャストとスタッフに囲まれて初日を迎えることができました。8月8日は僕にとっては『日本のいちばん長い日』の開戦日になります。敵は『ミッション:インポッシブル』と『ジュラシック・ワールド』です! やっつけたいです。応援してください!」と冗談を交じえながら挨拶した。

松坂桃李

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陸軍大臣・阿南惟幾役の役所は、自身の役柄について「軍人であるということのほかに、父親、夫としての顔もあるということを監督が描いてくださいました。自分でも阿南さんという人物を演じるにあたって、家庭があるというのは力になったと思います」とコメントした。

神野三鈴

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完成披露の際に「早く公開して楽になりたい」と口にしていた本木は「少しは風穴があいて、呼吸がしやすくなりました」と述べる。そして昭和天皇を演じていたときの心情を「プレッシャーを浴びるほどに感じましたが、何か目に見えない力に守られているなという不思議な安心感もあって。そういうものが自分の背中を押してくれたように思います」と振り返る。

原田眞人

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青年将校・畑中に扮した松坂は「客観性が出ると畑中という役がぶれてしまうように思ったので、監督の『OK』という言葉を頼りにして、何も疑わず純粋に思ったままを吐き出しました」と述懐。現場での思い出を尋ねられると「緊張していない場面がありませんでした。監督とお会いするときが一番緊張するので、今もどうして僕が監督の隣なんだろうって思っていて……」とか細い声で答え、会場の笑いを誘う。

阿南の妻・綾子役の神野は「誰にも理解されなかったであろう阿南の唯一の理解者であり、同士でいられるようにと思っていました。でも軍人の妻としての教育を受けた彼女でさえ納得のいかないことが多いということに戦争のおかしさを強く感じて。それを心に常に持ちながら演じました」と真摯に語った。

さらに阿南の実子・阿南惟正氏からの手紙が司会者によって代読され、山崎努が演じた首相・鈴木貫太郎の孫にあたる鈴木道子氏が登壇し、エピソードを披露する場面も。役所は「実在の人物を演じるのは本当に怖いことです。家族の方もいらっしゃるし、いつも不安でいっぱいなのですが、今回は阿南さんから合格点をもらえたような気がして、ほっとしています」と笑顔を見せた。

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ようこ @kyuuri555tomato

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